SIがMITのブラックジャック名人と組んでFacebookアプリを開発
by Jason Kincaid on 2008年5月6日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

Jeff Maの話はご存じのことと思う。MITの学生たちを率いて、ラスベガス最大のカジノでカードカウンティング[*]を行って名声と富を得た男だ(21という映画は彼がモデルで、Bringing Down the Houseという小説も書かれている)。このたびそのMa氏の会社Citizen Sportsがスポーツイラストレイテッド(SI)誌との協同で、機能満載のファンタジースポーツアプリをFacebookに登場させることになった。Maは、CBS SportlineやYahoo Sportsなどに対抗できるようになりたいと願っている。
[*訳注]ブラックジャックで、それまでに出たカードを覚えておくこと。多くのカジノで禁止されている。

知ってのとおりFacebookのアプリの多くはスパム同然で、インストールされては捨てられて、何ごともなかったように取って代わられている。 あまりに回転が早いので、時間をかけて取り組むデベロッパーは殆どなく、そのことが問題を一層悪化させている。Maは、そんなトレンドを打破すべく、フル機能のアプリケーションを引っさげて参入するのだという。たとえば、7月スタート予定のこの新Facebookアプリには、リアルタイムの統計追跡や、ライブでのドラフトをはじめ、有名ファンタジースポーツにみられる機能がすべて備えられている。

最近Citizen SportsがSports Illustratedとの協同で手がけたSI Facebook March Madnessというアプリは、CBSのあの物議をかもしたFacebook公認サービスのおかげですっかり影が薄くなってしまった。この「公式」CBSアプリケーションはかなりお粗末なものだったが、多くのユーザーがアプリはこれしかないと思ったために、ライバルは立ち遅れることとなった。この失敗を踏まえ、FacebookはCitizen Sportsに対して、将来このような認定を行わないことを確約した。

MaとCitizen Sportsのチームにとってスポーツ市場は見知らぬ世界ではない。Protradeという、ひいきのスポーツ選手を買ったり、トレードしたり、売ったりするバーチャル株式市場を作っている。さらに、簡単なチームスポーツアプリをFacebookにいくつも作っており、計450万人のユーザーがいる。同社の役員には、Kevin Compton([アイスホッケー]サンノゼ・シャークスのオーナー)や、元サンフランシスコ49ersのスター、Brent Jones、Jeff Morad(アリゾナ・ダイアモンドバックスのオーナー)らも名を連ねている。

Maの行く手には、YahooやSportsline、さらにはFacebokデベロッパーのWatercoolerらとの厳しい競争が待ち受けている。しかし、彼にはひとつ知っていることがある。どうすれば自分のところにチップが集まるかを。SIとの提携によって、SIのブランド力でCitizen SportsをFacebook一のスポーツアプリ会社に押し上げる可能性は十分にある。この男の逆に賭けてはいけない。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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