Spot Runnerが$51M調達―新マーケット開拓へ
Erick Schonfeld
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スタートアップが肝に銘じておかねばならないルールの一つは、資金を調達できる機会があったら逃すな、というものだ。Spot RunnerのCEO、Nick Groufはこれをよく理解していたに違いない。それでSpot Runnerは Daily Mail and General Trust (DMGT)、Grupo Televisa、Legg Mason Capital Management、Groupe Arnault/LVMHらの戦略的投資家からCラウンドで$51M(5100万ドル)を調達したのだろう。過去には2006年にAクラスのベンチャーキャピタリスト(Battery、Index、Allen & Co.、Capital Research and Management、CBS、Lachlan Murdoch)、から$60M(6千万ドル)を調達している。このときの投資家の一部は今回も参加した。まさかこの前回の資金を使い果たしたというのではあるまいな? この質問に対してGroufは次のように答えた。
いや、われわれはキャッシュが底をついたわけではない。今回の資金調達は単に余分の軍資金の確保を狙っただけだ。われわれはこの資金を利用して、われわれが広告を配信しているプラットフォームをインターネットとテレビから他のメディアに拡張したい。また海外での事業展開や企業買収などにも使うつもりだ。
要するに金が集められるようだったから集めた、ということだ。GroufはSpot Runnerの企業価値評価について詳細を語ってくれなかったが、最近Silicon Alley Insider載った$250Mという当て推量を引き合いに出して「それより上か下か」と私が訪ねると、Groufは笑って「上だ」と確認してくれた。それはそうだろう。$110M(1億1千万ドル)が投資されたということは会社価値の評価額は$500B(5億ドル)に近くなければおかしい。
Groufが海外市場を狙っているなら、今回の投資家グループはそれに対して理想的だ。「The Daily Mail and General Trust」はisイギリス最大のメディア企業だ。新聞、ラジオ、ウェブサイトを多数所有している。Grupo Televisaは、これもスペイン語圏最大のメディア企業で、地上波テレビ、ケーブル・テレビ、衛星テレビ、雑誌、ラジオ局など多数を擁している。一方、Arnault/LVMHは世界の高級品、トップブランドをこれでもかというほど傘下に持っている。(モエ・エ・シャンドン、ヘネシー、ルイ・ヴュトン、ジバンシー、ドナ・カラン、セフォラ、TAGHeuerなど)。
Spot Runnerは地元企業、全国企業の双方を対象に自動化されたテレビ広告販売を行っている。広告の制作から放映までの手配がすべてオンラインで行える。Groufはこのシステムをテレビだけでなく他の分野に拡張したいと考えている。去る3月、彼はWeblisticを買収した。これは地域の小規模な会社がオンラインで広告キャンペーンを行うのを助けるのに利用される。Groufはすでにラジオ広告の可能性について語っていたが、今回はさらに一歩を進めて印刷媒体にまで事業を拡張したいと意欲を見せている。.
ただし、Groufに残された時間は少ない。なぜならGoogleもちょうど同じことを考えているらしいからだ。ただし、自他ともに認めるとおり、TV、印刷、ラジオ、いずれの分野でもGoogleはまだ見るべき成果を上げていない。Groufは、Googleが本腰を入れてくる前に十分なサイズに成長してこの分野における地歩を固めようとしている。
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(翻訳:Namekawa、U)
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