2008年5月10日

検索エンジンの新興企業Surf Canyonがシードラウンドの資金調達に成功

Erick Schonfeld

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検索エンジンマーケットで勝ち抜くことは今や至難の業だ。しかし、いくつかの新興検索エンジン企業はこの状況に対して新たな試みを行っている。大手の検索エンジンのシステムを利用することによって、自社の検索結果やインターフェイスを向上させるというものだ。タイヤ(検索結果)を安定させる為に、何故タイヤを支えるホイール(検索エンジン)を再発明する必要があるのか?既存のホイールにスポーク(他社の検索エンジン)を増やして、タイヤの安定性を向上させればいいだけの話なのだ。今年の2月に私が書いた、自己資金のみで始動した新興企業Surf Canyonはブラウザ用アドオンを通じてGoogle、Yahoo、Windows Live Searchに再検索を依頼する仕組みだ。自己資金のみで始動した同社は、エンジェル投資家達からシードラウンドの資金調達で$600,000の調達に成功した。この結果は、検索エンジンの新興企業ですら低価格で始められることを証明している。

Surf Canyonは次世代のGoogleとなる事は無いだろう。しかしながら、通常の検索ならP12やP52に表示されてしまうような関連性のある検索結果を「上位に引き上げる能力」は、既存の検索エンジンインターフェイスを向上させた事は間違いない。

下記は前回の私の記事でのサービスの説明だ。

検索すると、いつでも小さな射撃の的のアイコンが各検索結果右手に出てくる。この的をクリックするとSurf Canyonが、それに似通ったものからおすすめの検索結果3件を挿入してくれる。
内容を見ると、自分が掘り下げようとしている検索結果のすぐ足元を狙ってる感じで、例えば「techcrunch」を検索して出てくるおすすめリン クはTechCrunch UK、Crunchgear、TechCrunch主催ハイテク大統領予備選挙のページである(検索語は同じでも、おすすめの検索結果の方は時間の推移と ともに変わる)。おすすめの検索結果はさらに2回掘り下げて検索の絞り込みも可能だ。そんなわけで、おすすめリンクすぐ隣にある的をクリックすると通常の グーグルでは検索結果の8ページ目に出てくるTechCrunchのアマゾンKindleストア関連記事や、12ページ目にあるNYタイムズ紙Bitsブ ログの紹介記事、5ページ目にあるTechCrunch Facebookグループのリンクに辿りつけるのだ。
検索結果は当たるも八卦、当たらぬも八卦である。Surf Canyonでは関連性の高いおすすめを引き出すのに基本、クリック1回につき3つのチャンスを用意する。概してグーグルの検索結果に出る 「Similar pages(これに似たページ)」リンクをクリックするより思ったものに近い結果が引き出せるけど、それでもまだなんとなく行き当たりバッタリ感が否めな い。おすすめの結果が3つ以上表示されたら問題解消に役立つかも。
しかし、僕がSurf Canyonで一番気に入っているのはインターフェイスだ。おすすめの検索結果はしかるべきリンクのすぐ下に出てくるだけなので、別のウェブページにわざ わざ飛ばなくていいし、何ページもクリックスルーしないと探し物が見つからない使い勝手の悪いサイトというよりアプリという感じで使える。グーグルは Ajaxの良いところを全部網羅したSurf Canyonに、インターフェイスのデザインを少しは見習うべきだね。

私は今でもSurf Canyonの機能を日常的に使用している。検索結果は依然として、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」的な結果ではあるが、新たな投資がSurf Canyonのアルゴリズムの調整に役立つことを願っている。

[原文へ]

(翻訳:E.Kato)

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