Powersetのジレンマ―買収を狙うか、独立路線で突っ走るか?
Michael Arrington
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サンフランシスコの検索スタートアップ、Powersetがまもなくローンチする。現在のところ、Powersetの検索対象はWikipediaとFreebaseに限られる。しかし数週間前にデモを見せてもらったときに書いたが、たいへん印象的なサービスとなっていた。「 このサービスをテストしてみて、私は初めてGoogleを使ったときに似た「おお!」という感覚を味わった。簡単に言えば、このサービスは検索分野においてきわめて革新的で、もしかすると革命的とさえいえそうな大きな進歩をもたらしたと思う。」
しかし現在同社は難しい決断を迫られる時期にさしかかっている。会社を売るか、検索に革命をもたらしてインターネットの巨大企業となることを目指して独立でがんばるか? 独立路線にはリスクが伴うが、一方で成功すれば将来、何十億ドルという巨額の報酬が得られる。
情報源によると、Powersetは両方の道を検討しているようだ。投資銀行Allen & Co.のマネージング・ディレクター、Dave Wehner (彼はBeboを$850M(8億5千万ドル)でAOLに売った。また現在、LinkedInの巨額の資金調達を手がけている)を売却交渉の代理人に雇っている。
今日のCNETの記事によると、MicrosoftがPowersetの買収に興味を示しているらしい。われわれの情報源は「この交渉は優に1月以上続いており、最近の提示額は$100M(1億ドル)だった」と語っている。
おそらくこの値段ではPowersetもその投資家も売却に同意しないだろう。大きな疑問は、果たしてGoogleがPowersetがMicrosoftの手に落ちることを防ぐためにオークションに参加してくるかどうかだ。そうなれば価格は大きく跳ね上がるだろう。しかしGoogleは「文脈依存型検索が検索分野に革命的をもたらす」という考えを公に退けている。
Googleの見解が正しいかどうかはまだ分からないが、GoogleとMicrosoftの間で起こり始めている次世代検索技術をめぐる戦争でPowersetが重要なチェスのコマになってくる可能性はある。Googleの考えが間違っていれば、現在保持している検索分野での優位制が将来ゆらいでくる危険性さえある。Googleが自分で買収してしまえば、比較的少額の投資で、PowersetがMicrosoftの手に落ちるのを防ぐことができる。突然、Googleもそうやって保険をかけておこうという気になるかもしれない。
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(翻訳:Namekawa, U)
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