音楽用Twitter
by Mark Hendrickson on 2008年5月13日

Twitterは、簡単なアイディアを広めたり集めたりするのに効率の良いテクノロジーだ。しかし残念なことに、リッチメディアの共有はあまり得意ではない。ビデオをみんなに公開したい、というときはTinyURLYouTubeに飛ばすか、Seesmicに転向するしかない。

PownceはTwitterのモデルを改良して、ファイル転送のほか新しいデータタイプをまず1つサポートした。構造化イベントだ。Pownceはさらに音楽の交換用にも優れたシステムへと成長していきそうで、本格的音楽プレーヤーが出てくる可能性もある。

しかし、もしPownceの将来にとって音楽がそれほど重要な位置を占めるのなら、Blipはその一歩先を行っている。「音楽用Twitter」と呼んであげよう。なぜなら実際にそのものだから。楽曲を提起してそれへの想いを友人のネットワークで共有するための方法だ。

Blipが美しいのは、Pownceと違ってファイルをアップロードする必要がないところだ。頭に浮かんだ曲を探せばBlipがSeeqpodSkreemrか、親会社のFuzz所有の音楽データベースから取ってきてくれる。フォローしている人(リスナー)は、ページの下にあるSongza風プレーヤーで、1曲全体を聞くことができる。

もちろん、新しくソーシャルネットワークに参加するのをみんながためらうのと同じように、新しいマイクロブログのプラットホームのために、今いるネットワークを離れるのは考えてしまう。だからBlipは、メッセージをFriendFeedやTwitter、Pownce、Tumblrに送り出す機能とともにデビューする。これは長期的な生き残りを約束するものではない。特にTwitterやPownceがSongzaを統合するようなことがあれば。それでも、利用率を高めることにはなるはずだ。

Blipを作ったFuzzという会社は、自らを「バンドのためのCRM」と称する。インディーズのアーティストがウェブでのプレゼンスを確立し、ファンとの交流をする場だ。ほかに、MixwitMuxtapeのようなミックステープ機能もあるが、曲はアーティスト自身が提供する必要がある。

サンフランシスコに拠点を置く同社は、2007年春にFuzzを立ち上げ、エンジェル投資家から資金を得ている。Blipで私をフォローするなら こちらへ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081015blipfm-the-twitter-for-music-gets-its-own-api/ TechCrunch Japanese アーカイブ » “音楽のTwitter”の「Blip.fm」が独自のAPIを開発

    [...] Fuzzが音楽ファンのためのマイクロブログサービス「Blip.fm」を今年5月ローンチした時には、まさか実験以上のものになろうとは社内の誰も予想だにしなかった。が、Blip.fmのトラフィックはほどなくFuzzのメインのサイトを凌ぐものに成長を始め、ファンベースと交流を求めるバンドに従来とは全く違うサービスを提供する場になっている。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090121fuzzcom-hits-deadpool-spin-off-blipfm-alive-and-well/ Fuzz.com、デッドプール入り―姉妹サイトのBlip.fm は健在

    [...] 音楽版のTwitterともいうべきすばらしいサービス、Blip.fmを運営しているサンフランシスコのスタートアップ、Fuzzが、一方でソーシャル・ネットワーク/ソーシャル音楽発見サイトも運営していたとは、われわれも今日まで知らなかった。このサイト、Fuzz.comに気づいたのは、近々シャットダウンされることが発表されたからだ。Fuzzではシャットダウンにともなうユーザーの引っ越し先として自身のBlip.fmを始め、JamBaseとNimbitを推薦している。同社は2008年2月にエンジェル投資家から資金を調達している。われわれはその額と投資者を尋ねるメールを送ってある。またFuzzは今後同社の資源をBlip.fmの開発と運営に集中することになると考えるのが自然だが、この点についても確認を求めているところだ。こちらがFuzz.comが公式ブログに発表し、また登録ユーザーに送ったメール〔英文〕。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090413roger-mcnamees-band-moonalice-gets-3000-downloads-from-twitter-concerts/ Roger McNameeが所属するバンドMoonaliceの曲が、Twitter経由で3000ダウンロードを記録

    [...] バンドやミュージシャンがTwitterによるバイラルパワーを活用しようと考えるのは当然のことだ。以前にもTwitterと音楽の関係について記事にしたように、Twitterにおいても音楽が主要コンテンツとなってきている。そしてこのたび、著名なベンチャーキャピタリストでElevation Partnersの共同設立者でもあるRoger McNameeがリードギターを担当するベイエリアのMoonaliceというバンドが、Twitter上でコンサートを行い、Twitterをプラットフォームとして活用することの重要性を証明した。 [...]