MySpaceからの報告によると、同社に対するスパム行為に対して$234M(2億3400万ドル)の損害賠償を認める判決が月曜日に下された。これは、CAN-SPAM法下での最大の損害賠償であり、歴代のスパム訴訟でも最高額のものだ。またこの判決は、California Anti Phishing Act(カリフォルニアフィッシング禁止法)下での賠償責任を認める初めての判決でもある。
今回の判決は、Sanford WallaceとWalter Rinesの2名の有名なスパマーに対して下されたものだ。Wallaceは1990年代の一時期に最大で1日3000万通ものスパムメールを送り続けた行為などから、別名「Spamford」、「spam king」と呼ばれている。
WallaceとRinesは自分達でMySpaceアカウントを作成したり、他者のパスワードを盗むなどしてMySpaceに対するスパム行為を行ってきた。彼等は推定で、735,925回の大量のスパムメールの送信を行っている。2003年制定スパム行為禁止連邦法のCAN-SPAN法の規定では、彼等は「積極的、且つ故意に」この行為を行っていたため、上記の大量送信メール1通に付き最大で$300相当の損害賠償が認められている。
本件の訴訟は、Wallaceに対して2007年3月17日に起こされものだが、WallacとRinesの両名が共同でこのスパム行為に当っていることが判明したので、同年9月25日にRinesに対する訴えが追加されたものだ。
MySpaceは現在までのところ賠償金を手に入れていない、そして恐らく将来的にも賠償金を手にする事は無いだろう。何故なら、この2人のスパマーの所在地が不明であるからだ(出廷期限までに両名が出廷しなかったため、裁判も被告人不在のまま行われた)。この様な状況ではあるが、MySpaceは今回の判決を受けて、同様にパスワードを盗んでスパム行為をMySpaceに対して行っていたScott Richterに対する係争中の裁判も突き進めて行くだろう。
ニューズ・コーポレーション(MySpaceの親会社)-は下記のような公式声明を発表した
MySpaceは当サイトに対するいかなる違法行為も許しません。ロサンジェルス連邦地方裁判所により、連邦法のCAN-SPAM法に基づく$233,777,500、及び州法のカリフォルニアフィッシング禁止法に基づく$1,500,000の損害賠償が認定されました。当社のこの様な取り組みによりスパム行為が大幅に減少しており、ユーザー登録数は前年比32%の増加になっております。当社は、正義に基づいた判決をWallace及び Rinesの両被告人達に下してくださった同裁判所に対して感謝の念を表します。又、我々は今後も法律を犯す人々や、我々の利用者に被害を与える人々に対して制裁を課していくつもりです。
2番目の損害賠償額は$2.9M(290万ドル)と圧倒的に小額だ。これはValueClickに対して、FTCへの損害賠償を命じた今年3月の判決だ。
さらに詳しい今回の裁判に関する情報はAP通信(英語版)のサイトにて確認できる。
下記は本件に関する裁判所命令だ。
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(翻訳:E.Kato)





