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2008年5月14日

うるさい旅人のために~ホテルを客室番号別に評価する「TripKick」登場

Jason Kincaid

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長い1日だった。やっとホテルの部屋に帰る。あとは12時間高いびきの楽しみ以外頭にない。ウトウトしかけたまさにその時、隣の製氷マシンから、あの泊り客の頭の健康状態を夜通し試すゆっくりとメタリックなきしむ音が始まった-。

そんな夜に終止符を打とうと本日(米国時間5/13)生まれたのが、旅の新レビューサイト「TripKick」である。TripAdvisorなどの旅サイトで見つかるホテル別の全般的評価ではなく、TripKickでは1マイル踏み込んで各個別の客室のレビューを提供している。

サイトの創設者たちは昨年1年かけて主に都市部に立地する250を超えるホテルの各客室を分析してきた。こんな大変な離れ業が可能だったのも、最近のホテルの設計構造のおかげ。:ホテルの客室というのは通常、同じフロアの客室同士違いはあるものだが、建物を下から上に垂直に移動してもそれほど違いはないのだ(例えばルーム105と205は同じでも、102は異なるという具合)。

部屋の多くは非常に細かいディテールまで記録に残した。部屋の寸法、騒音の懸念材料はもちろん、バルコニーからの眺めまで記載している。ユーザーは、以上の基準を基に弾き出したおすすめの部屋をサイトに尋ねることができる。全体のレビューは、WiFi使用可能度の情報一覧も添え各ホテルに回す。サイト訪問者は自分でもレビューを残すよう推奨されているほか、まだデータベースにないホテルがあれば、その追加リクエストもできる。

何から何まで非常に便利なサービスという気がするが、どうして今までなかったんだろう? 理由は簡単で、「ホテルに直接電話を掛けるか、本人がリクエストする以外、特定の部屋番号を指定して予約を入れる手段が現状ではないから」だ。コンピュータシステムが備わった飛行機なら座席も選べるが、ホテルの客室選びは相変わらず顧客サービスを通さなくてはできない暗黒時代で進歩が止まってしまってる。TripKickでは自分たちのサイトが契機となってホテル産業も変わってくれたら、と期待しているが、前途遥かなり、である。

競争激化の中、TripKickは競争にも勝たなくてはならない。ただでさえ旅はくたびれるものだ。「これでやることがまた一つ増えた」ぐらいにしか思わない人も多いだろう。それにサイトのレビューのデータベースもTripAdvisorなんかに比べたら極小さい。しかしホテルの宿泊が頻繁な出張旅行者はうるさい製氷マシン相手の戦いで後には引けない。そんな彼らにとってなら、サイトは便利な情報源になるかもしれない。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

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