注意:右の写真の意味はこの記事を読むうちにはっきりしてくる。
Sarah Lacyの新しい本「Once You’re Lucky, Twice You’re Good: The Rebirth ofSilicon Valley and the Rise of Web 2.0」 (木曜日書店発売。予約はこちら。サイン入りプレゼントはここから応募)はたくさんの有名ウェブ・スタートアップの歴史を詳しく伝えている。
さらにLacyは日々のニュースを伝えるのに忙しいジャーナリズムが今まで伝えてこなかった興味深い内幕を暴露している。中でも私のお気に入りの話は2006年にアル・ゴアのCurrentTVがDiggを買収しようとして失敗したというくだりだ。
そのミーティングを仕切ったのはゴアだった。 Diggチームは全員が魅了された。彼はそこにいる全員の名前を覚えたし、誰かの発言が中途で遮られるようなことがあると、必ず後でその相手のところに戻ってきて言いかけたことを続けるように促すのだった。マードックとの会談とは大違いだった。「彼は本物だってことがわかってうれしかった」とケビン・ローズは私に語った。思い出すと今でも感動しているという様子だった。そういうことは分かるものだ。
数週間後にまた会談が行われた。ゴアがまた自ら出席して、CurrentTVとDiggのロゴが並べて表示される派手なPowerPointを使ったプレゼンテーションをした。ゴアはそのスクリーンの前に立ってケビンを見つめて話をした。ところがDiggのロゴがちょうどぴったりゴアの額に映写されていた。ケビンはできるかぎりゴアの話に集中しようとしたが、どうしても彼の注意はゴアの額の大きなDiggのロゴに向いてしまうのだった。オー、マイ・ゴッド、とケビンは思った。その夜、当時29歳だったケビンは両親に電話してその話を伝えた。「今日、アル・ゴアの額に信じられないようなものが映っていたんだ」と彼は言った。
CurrentTVは最終的に$100M(1億ドル)を下らない額を提示した。しかしRoseとDiggのCEO、Jay Adelsonは会社の支配権をめぐる思惑の違いから結局この申し出を断った。
Diggはほとんどいつでも買収の対象として名前がささやかれ続けている。2005年にはJason Calacanisが$4M(400万ドル)を提示している。2006年1月にはYahooが$30M(3千万ドル)で買収を試みたという噂が出た。もっと最近では、Diggが投資銀行のAllen & Co.を雇って 売却先を探しているという噂が広まっている。詳しい解説はここに。
ゴアの申し出があった時点で、Comscoreによると、Diggの月間ユニーク訪問者は130万かそこらだった。現在、ComscoreはDiggの世界での月間ユニーク訪問者は1千330万と推計している。(この数字が実際より低いことはほぼ間違いない)。しかし情報源によると、Diggは言い値の$200M(2億ドル)に近いオファーを得ることはできず、代わりに新たな資金調達に向かう予定らしい。
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(翻訳:Namekawa, U)




