2008年5月18日

Seismicよ、プロモーションに熱心なのはいいがパートナーに情報を隠すな

Michael Arrington

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Twitterのビデオ版ともいうべきSeesmicにセレブの注目が集まっている。Seismicは短いビデオをその場でアップしてTwitter同様、非同期で会話が楽しめるサービスで、私も投資者の1人だ。(情報開示ページ参照)

まず最初にDeepak Chopraが一連のビデオをここにアップした。 昨日(米国時間5/16)は、さらに派手なことになっていた。スティーブン・スピルバーグ、ハリソン・フォード、ジョージ・ルーカス、シア・ラブーフ、カレン・アレン、ケイト・ブランシェットといったスーパーセレブがサイトに現れて他のユーザーと会話を交わしたのだこれはジェマイマ・キスとスティーブン・スピルバーグの会話ビデオで、こちらはハリソン・フォードその他だ。

これはすばらしいPRだったから私は投資者としては大いに満足した。しかしSeesmicはこのプロモーション・キャンペーンをめぐって非常にまずい判断をした。その結果、われわれはやむなくSeesmicプラグインをサイトから削除せざるを得なくなった。(われわれは先月、TechCrunchネットワークのすべてのサイトにSeesmicのビデオによるコメント機能を導入した)。

まず第1に今朝になってニュースを読むまで、われわれはSeesmicがこのプロモーションを実行したことをまったく知らなかった。実は昨日、われわれのサイトは一斉に3度もダウンしていた。最初のダウンの後、われわれはどうやらSeesmicが原因らしいと見当をつけて、同社に連絡を取った。彼らはSeesmicのプラグインがわれわれのサイトをダウンさせることはあり得ないと請け合った。しかし2度目にダウンしたときにSeesmicプラグインを停止するとサイトは復活した。そこでわれわれは原因を発見した。このプラグインは外部のjavascriptファイルを利用しており、SeesmicのサーバがダウンするとTechCrunchはタイムアウトするまで2分間もじっとそのjavascriptがロードされるのを待たされる羽目になっていた。

Seesmicは新しいバージョンを書いてパッチを当てた(javascriptの呼び出しをヘッダからフッタに移動したので、仮にSeesmicがダウンした場合でもTechCrunchのソースコードは大部分がロードされることになる)し、もうこれからはダウンもさせない、とわれわれに確約した。そこでわれわれはプラグインを再開した。

ところが、昨夜遅く、3度目のダウンを経験させられた。われわれは無期限でSeesmicのプラグインを停止することにせざるを得なかった(新しいバージョンがリリースされるまで)。

それから、今朝になってやっとSeesmicから昨夜のダウンはスピルバーグが登場したプロモーションによるトラフィックのせいでサーバが繰り返しリブートしたせいだということを知らされた。

Seesmicはどうするべきだったのか?

「サーバーのリブートが繰り返し必要になるかもしれない」とあらかじめメールしてもらっていれば、われわれは対策を取ることができた。そうすればプロモーション・ビデオがトラフィックを集めている間だけプラグインを停止しておくことができた。その間ビデオ・コメント機能は使えないが、TechCrunchネットワーク全体がダウンすることは避けられた。Seesmicが大きなサイトに成長するに過程で、しっかりした構造のプラグイン、十分な容量のサーバを用意し、こういった事態を繰り返さないようにする必要があるのは言うまでもない。

若いスタートアップが多少ヘマをするのはやむを得ないと私は思っている。出来たてのソフトを試して、その結果ときおりわれわれのサイトがダウンするのも仕方がない。

しかしダウンの原因が自分たちにははっきりわかっているのに、それをパートナーに伝えないでダウンの理由について見当がつかないままに放っておくというのは絶対にやってはならないことだ。いくらスピルバーグ登場してくれてうれしいからといって、パートナーに本当のことを隠す理由にはならない。.

Seesmicがわれわれにプロモーション・キャンペーンのこと告げなかったのは必要以上に大騒ぎにしたくなかったからかもしれない。 しかし彼らがやるべきだったことといえば、単に事前にに「ダウンするかもしれない」と伝えるだけだった。そうすればわれわれは喜んで対策を取り、Seesmicは今でもTechCrunchのプラグインとして作動していただろう。

投資者の1人であるのに私がなぜこれほどSeesmicを厳しく批判するのか、いぶかる読者もあるかもしれない。理由は簡単だ。私は当然指摘すべきことを指摘しているに過ぎない。私が投資者の1人であるという事実は、利害の衝突の観点からして、私が批判を控えるのをむしろ難しくするものだ。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

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