Jingle Networksは、同社の1-800-Free411サービスによってすでに番号案内市場シェアの6%を獲得している。しかし、IPOの噂が渦まく中、この事業規模は十分なものではないのかもしれない。Jingleが音声広告ネットワークに乗りだすとしたらどうだろう。聞くところによると、同社はまさにその準備中だという。CEOのGeorge Garrickが認めてこう語る。
今のところ、これをJingle Ad Networkと呼んでおきます。私たちには、もっと多くの環境に広告を出したいという広告主がいます。そして私たちには、広告を供給するための技術があります。ビジネスに十分なだけの広告枠を獲得できるよう、パブリッシャーと話をしているところです。大量に通話のある会社と契約を取り交わしはじめています。実際に動きだすまでにはあと何か月かかかると思います。おそらく第3四半期の後りか第4四半期になるでしょう。
現在Jingleは、音声広告を2度聞くかわりに無料で番号案内を行うサービスを提供している。番号を問い合わせる前に1回、番号を教えられる前に1回広告が入る。このFree411サービスは月間2000万回利用されている。つまり月間4000万回の広告機会だ。全部の番号問い合わせに広告が割り当てられるわけではないが、非常に大きな数だ。Jingleにはすでに15万社の広告主がいて、その多くが地域広告だ。全国向けの広告主には、マクドナルド、Earthlink、AMCシアター、FordDirect、Allstate、Cablevision、Columbia House、Days Inn、Millerビール、Travelogeらがいる。上位カテゴリーは、小売業、レストラン、銀行、医院などだ。
Jingleは、Free411のこの問い合わせ件数と広告枠を頼りに、音声広告ネットワークの拡大をはかることができ。あらゆる情報電話や映画予約、コールセンターなどは、この広告ネットワークに参加して、発信者を待たせている間に広告を流せる。コールセンターは、ほとんどの企業がコストセンターだと認識している。コール1件につき1~2セントの収入は、多くの企業にとって重要だ。さらに、ウェブ上の音声アプリが軌道に乗るにつれ、さらにチャンスは広がるだろうが、Garrickによれば、まだ通話件数はそこまでいっていないという。広告ネットワークはどれも数のゲームだ。Jingleが広告をあてがえる通話件数が増えれば増えるほど経済は好転する。
これはJingleがIPOの準備に入ったことを意味するのだろうか。Garrickは否定しなかった。話はこうだ。
今年末までには採算が取れると考えています。株式公開があるとすれば来年以降になるでしょう。
この事業を試みた企業はJingleが初めてではない。すでにライバルにはスタートアップのVoodooVoxがおり、Voice 2.0広告ネットワークを独自に構築中だ。VoodooVoxによると、同サービスは現在月間3億2000万件の広告付電話を提供し、3000万人の消費者にリーチしているという。しかしJingleは、すでに多くの広告枠を自前で持っていることや、自社の広告付コールを道順案内、天気予報などの情報サービスにも拡大中であることなどで優位に立っている。
もちろん、そこにはいつでもGoogleの亡霊がいる。Googleも独自の無料番号案内サービスGoogle411を提供している。Google411にはそもそもまだ広告が入っておらず、音声認識アルゴリズムの研究プロジェクト的位置付けだ。しかしGoogleなら、いつでも好きなときに音声広告列車に飛び乗ることができる。
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(翻訳:Nob Takahashi)





