
グーグルかマイクロソフトに自分のスタートアップ「Sxip Identity」を売却しようとして失敗した同社CEOのDick Hardtが、自社の支払い不能で訴えられている。Hardtと言えば氏自らが「Identity 2.0」のシステムを紹介したお笑いスライドショーでご記憶の方も多いだろう。あれは毎度決まって右手に「あなたのサイトのDick(馬鹿、間抜け、無能なやつ)はだれ?」というスライドが出て始まるのだが、きっと今ごろ氏の投資家たちは似たような疑問を反復中ではないかと。
Hardtも最近はお笑い系のスライドのプレゼン作りの方はすっかりご無沙汰になっている。 Sxip Identity本社のあるバンクーバーの投資家たちが出した訴状によると、Hardtは会社売却までのつなぎ融資として37万ドルを調達していた。本件に関しては、先週TechVibesが以下のように伝えている。:
HardtはSxip Identity売却に失敗した折、原告たちにSxip Identityは無一文の破産状態にあり、彼らの中期債の価値は[原文のまま]ゼロか、ゼロに近い状態にあると伝えた。そこから騒動が始まった。原告側は、Sxipに2つの個別の企業体(Sxip IdentityとSxip Network。氏は両社のCEO兼プレジデント)があること、そして自分たちの中期債がSxip Identityのみ対象であること、その事実をHardtは自分たちに開示すべきだったのにしなかった、と訴えている。
Sxip Identityは2008年3月の貸借対照表でSxip Networksに$4.7M(470万ドル)、Hardt個人には27万5000ドルの負債を抱えており、事実上支払い不能状態に陥っていた。 その時点でSxip Identityの総資産は$1M(100万ドル)を若干切るほどしかなかった。
これはなかなか巧妙な立ち回りだね、Dick。
アイデンティティーはまだ解決が必要な問題だが、残念ながらそれを解決するのはSxipではなさそうだ。
売込みがうまい人が、では実際に会社が作れるかというと、そうとも限らない。Hardtが2006年、eTech会場で行ったスライドショーの売込みを以下に貼っておこう。
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(翻訳:satomi)




