旅行サイトのMobissimo、Kayakの223分の1の資金で大健闘
by Michael Arrington 2008 年 5 月 24 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

コネティカットのスタートアップ、Kayakはベンチャーキャピタルから$223M(2億2300万ドル)を調達し、58人の社員で旅行検索サービスの拡大に努めている。その主要なライバルでサンフランシスコのMobissimoが調達した資金は$1M(100万ドル)従業員は15人だ。にもかかわらずMobissimoは昨年利益を出せるようになったし、成長の加速や買収のための資金は別として、今のところさらなる資金調達の必要にも迫られていない。

2つのサイトをざっと比較しただけで、ユーザーが求めているフライトやホテルを見つけるために、MobissimoがKayakより意欲的に取り組んでいることが感じ取れる。Kayakは他の旅行検索サイトと変わらない。行きたい場所を入力するといろいろな旅行業者からのデータが料金その他でソートされて返ってくる。

ところがMobissimoではいくつもの実にスマートな機能が提供されている。今までだったら旅行代理店の係員に相談しなければならなかったような旅行のオプションに関する情報が得られるのだ。たとえば、通常の検索結果に加えて、(いちいち改めて条件を指定しなくても)「いちばん安い直行便」、「いちばん安い出発日」、「いちばん安いビジネスクラス」などの情報が表示される。しかももし出発地と目的地の間に列車が通っていれば、Mobissimoは飛行機に加えて列車情報も表示してくれる。場合によるとそのほうが速く、安く目的地に着ける可能性があるわけだが、ユーザーはいちいち列車の時刻表を別途調べる必要がない。

さらに便利なことに、Mobissimoは関連した目的地への最安便を表示してくれる。たとえば、ポーランドへの旅行を検索した場合、他の東ヨーロッパの都市への価格がずっと安ければ、それも表示される。あるいはビーチリゾートへの航空便を検索した場合、Mobissimoは別のビーチ(1000マイル離れていても)の情報も検索する。(スキーリゾート、ワインの産地、etcの場合同様)。ワルシャワを検索するとき、われわれは普通「プラハの方がずっと安いかもしれない」と思って検索したりはしないから、これはたいへん便利な機能だ。

また、ちょっと休みを取って遊びに行きたいという場合、ギャンブル、ゴルフ、ワイン、ビーチなど、やりたいことによって直接検索ができる。Mobissimoは旅行の目的地に関してサードパーティーの情報を取り入れるためのウィジェットも用意している。天気やFlickrの写真、それから(近々)旅行ガイドが左側のサイドバーに表示される。

だからといってMobissimoがKayakよりたくさんトラフィックを集めているわけではない。両社の相対的なトラフィックの比較についてはComscoreの表を参照。しかしMobissimoはユーザーに優れたサービスを提供し、利益を計上している堅実な経営のスタートアップだ。しかもそれをこれというほどの資金調達もせずに実現している。

MobissimoはBeatrice Tarkaによって2003年10月に創立された。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

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