ハードディスクの機械的故障のために、毎年何百万ものユーザーが写真や文書や音楽を失っている。結果の重大性にも関わらず、データのバックアップをしているユーザーはほとんどいないのが実情だ。バックアップというんはとにかく手間が面倒なものだ。
多くのユーザーにとって、Appleの「Time Machine」はついに登場した理想的な解決法だった。単に外部ドライブを接続するだけで、あとは放っておいてよい。BackblazeはPalo Altoの新しいスタートアップだが、「Time Machine」の単純さをオンライン上のクラウド・コンピューティングで実現しようというサービスだ。今のところWindows版のみだが、Mac版も数ヶ月以内にリリースが予定されている。ここから先着500名の読者がプライベート・ベータ版に招待される。 .
通常のバックアッププログラムではバックアップ対象のファイルやドライブなどのオプションを選ばねばならないが、Backblazeでは 「3クリックで全て完了」をうたっている。ユーザーはBackblazeのクライアント・ソフトウェアをインストールしたら「Backup Now」ボタンを押すだけでよい。Backblazeは全ドライブの全ファイル(ただしシステム・ファイルを除く)を自社のサーバに自動的にアップロードする。アップロードが完了したらクライアント・ソフトは引き続きバックグラウンドでファイルの追加、変更をモニタする。ファイルの復旧はオンライン以外にUSBディスクやDVDでも提供される。.
Backblazeはユーザーに必要とされる操作をできるかぎり最小にとどめようとしているが、使用帯域幅の制限やバックアップ対象からの除外などの高度なオプションも別メニューで用意されている。ユーザーは15日間無料で試用できる。その後は、コンピュータ1台ごとにファイル使用量、転送量とも無制限で月$5の料金となる。
残念ながらBackblazeもすべてのオンライン・バックアップ・サービスに共通する問題を抱えている。アップロードのスピードが遅いことだ。マルチメディア・コンテンツの巨大なファイルを数多く持つユーザーの場合、すべてのアップロードに数週間(かそれ以上)もかかることがある。遅いバックアップでもバックアップなしより無限に優れているわけだが、それでもバックアップ完了まで「あと2週間」などとプログレスバーに表示されると多くのユーザーはイヤになるだろう。
BackblazeにはMozy、Carbonite、 SugarSyncなど既存のライバルが数多く存在する。 月$5の料金は魅力的だが、ダントツに安いというわけでもない。他のサービスにもほぼ同じようなレベルの料金プランがある。
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(翻訳:Namekawa, U)






