WhitePages.comがSnapvineを約$20Mで買収
by Michael Arrington on 2008年6月5日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

snapvine.pngAlex Algard1997年に創業したシアトルの人&経歴検索サイト「WhitePages.com」が、VoIP&ウィジェット専門のスタートアップ「Snapvine」買収手続き進行中であることを本日(米国時間6/4)発表する。買収額は非公開だが、噂では$20M(2000万ドル)前後で全額キャッシュという。

今回のSnapVine合併に先立ち、WhitePagesはSnapvineのライバル「Jangl」の買収から先月撤退している。

人検索の会社がVoIP&ウィジェットのスタートアップを買って、また何を?

同社は急成長中のWhitePagesをもっと利用者に身近なものにしたいのだが、Snapvineはその実現を助けてくれるのだ、とAlgardは話している。ここのサービスは電話番号・人物情報案内だが、やはり長い間連絡の途絶えた者同士を繋ぐ目的で使わることが多い。WhitePagesには一般公開の電話番号1億8000万人分のほぼ全てを自社データベースに抱えており、その数は米国成人人口の実に80%に相当する。

同社では検索結果にSnapvineを取り込んで、誰でも自分の情報を申告したり、Snapvineのボイスメール受信箱を自分の電話番号に置き換えたりできるようにする。また、自分の電話番号を相手に伏せたまま電話できるクリック・トゥ・コール専用ボタンの設置も考えている。つまり、みんな自分の名前を検索した時(米国成人人口の約半数はこれをやっている)にWhitePages.comに自分の情報が見つかったら、自分で自分のプロフィールを申告するだろうし、そしたらSnapvineの機能性も上がるんではないかと期待をかけている。

ゆくゆくはソーシャルネットワークのリンクなど追加の情報も検索結果に取り込んでいくと、Algardは言う。ライバルのWink、Spockほか各社は要マークだろう。

戦略的にはいけるかもしれないし、いけないかもしれないが、WhitePagesが抱えるリソースにはトライしてみるだけの価値がある。同社はAlgardがスタンフォード大の寮部屋で1996年、わずか$900でドメインネームを購入した時に生まれた会社だ。以来すくすくと育ち、今では年間売上高$70M(7000万ドル)を超す企業に成長した。噂では大変な黒字経営らしい。2005年には$45M(4500万ドル)という目の玉が飛び出るような資金調達ラウンドも完了し、さらに戦備を強化した。

$20M(2000万ドル)の買収は、Snapvineとその投資家たちが期待していたものとは違った。Snapvineはこれまでに$12M(1200万ドル)調達しており、一番最近のラウンドが完了したのはたった8ヶ月前だが、なんでも企業価値$50M(5000万ドル)かそれ以上という評価だったという噂だ。SnapvineのウィジェットはMySpaceや他のソーシャルネットワークでこそ相変わらず超人気だが、そのトラフィック推移を見るとどん詰まり感が否めない。この買収で少なくとも投資家には資本を返し、テクノロジーも生き長らえさせることができるだろう。

この順調な財務状況だと、ことによるとWhitePagesは2009年にもIPOに踏み切るかもしれないね。おそらくライバルInteliusが疑惑の売上成長で槍玉にあがる中、代わってIPOの行列に加わるのはWhitePagesだろう。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

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