Gmail Labs:グーグラーの20%の時間のための発表会
by Mark Hendrickson on 2008年6月6日

今日、Googleは、Mountain Viewの本社にマスコミを招待し、Gmail Labs公開した

Gmail Labsは基本的に、衆人環視の下でGoogleの社員がGmail用の新機能を開発する場だ。太平洋標準時刻の今日午後6時にスタートし、米英のGmailの全ユーザーがセッティングエリアに「Labs」という新しいタブを見ることになる。そのタブは(驚くものではないが)チャットセッションに似顔絵を付ける「Pictures in Chat」や、マウスジェスチャーでGmailをナビゲートできる「Mouse Gestures」など、さまざまなベータ機能を表示する。

ユーザーは、これらの機能をテストしたあと、開発者に直接フィードバックを送ることが可能だ。そのフィードバックと各機能の利用数の合計に基づいて、Googleは機能のいくつかをデフォルト強化としてGmailに組み込むことを決める。これで世の中の何百万人ものGmailユーザーの中からベータテスターが生まれ得るのだ(とはいえ、開発中の全てのGmailの機能が最初にLabsを通るわけではない)。

Googleの社員なら誰でも、簡単なコードチェックをしたあとに自分が作ったものをこのタブに追加することができる、とGmailのプロダクトマネージャーKeith Colemanは話す。ほとんどどんなアイデアもOKで、Gmail内にゲームのSnakeを作り直したってかまわないし、休憩が取れるようにユーザーをGmailから15分間ロックアウトするなんていう面白い機能を製作しても良い。開発者にはGmailのコードベース全てに対するフルアクセスが与えられ、だいたいどんなものも修正が可能だ(ただし、Colemanは広告排除機能を開発できるか、という質問を避けた)。

Googleは、いつ開発環境を一般公開するのかはいっていないが、最終的に公開することについて興味を示してはいる。同社は2日間のハッキングマラソンを行い、Gmailが内部開発した製品を強化した。そしてもちろん、グーグラーたちは彼らの時間の20%を主なポジションに関わりのない製品に使うよう奨励されている。

従来Googleは、Gmailへの機能追加をまず他の社員が利用できるようにすることにより、企業内で機能をテストしてきた。テストのプロセスを公開し、このように大勢の外部の人間をそこに取り込むのはこれが初めてだ(といっても、ビジターによる小規模なユーザビリティテストは行ったことがある)。

Gmail Labsがより高度な開発環境へと進化するかどうかはまだ見えない。たぶん、Open Socialと他の一般的なソーシャルネットワークとを合わせたものになるのだろう。このOpen Socialはこれまで内部で話し合われてきたものだとColemanは話すが、今のところ、その統合に関しては何の発表もなされていない。

もうひとりのGmailのPMのTodd Jacksonも、このイベントに出席していた。Toddとのビデオインタビューはこちら

下にあるのは、もうすぐ使えるようになるGmail Labs機能のスクリーンショット。

[原文へ]

(翻訳:Megumi H.)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080605live-coverage-of-google-gmail-event/ TechCrunch Japanese アーカイブ » GoogleのGmailイベント、ライブ中継

    [...] Update: Gmail Labsに関するフルストーリーは こちら。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080606the-evolution-of-pre-launch-gmail-in-screenshots/ TechCrunch Japanese アーカイブ » スクリーンショットで辿る、デビュー前のGmailの進化

    [...] 昨日GMail Labsの記者発表でグーグルにお邪魔した際、製品マネジャーのKeith Coleman がグーグルプレックス47号棟を案内してくれた。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090205gmail-adds-support-for-multiple-pane-viewing/ Gmailにマルチペイン(同時複数小ウィンドウ)機能が加わる

    [...] GoogleはGmail Labsを昨年6月に立ち上げて、Googlerたちが自分の時間の20%を投じた作品が、ここに陳列されることになった。その作品には、古典的なゲームのSnakeもあれば、SMS chatやGadgets、さらにはMail Gogglesのようなものもある。これは、らりったユーザが酔っぱらいメールを書いて送り、翌朝後悔することを、事前に防止するための機能だ。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090211google-brings-location-awareness-to-email/ Google、Gmailにも位置情報機能を追加

    [...] Gmail Labsで署名に位置情報を追加するように設定(Location in Signature)すると、署名設定のあたりに「Append your location to the signature」(署名に位置情報を追加する)というチェックボックスが表示されるようになる。ここをチェックすると以降、メールには「Sent from: San Francisco、California」などの情報が付加されるようになる(訳注:Gmail Labsの設定には言語設定をいったん英語にする必要があります)。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20100225some-gmail-features-matriculate-others-flunk-out/ Gmail、Labsから6つを正式機能に格上げ―引退する機能もいくつか

    [...] GoogleはGmailに気のきいたちょっとした新機能を次々に追加してきた。これらの機能によってGmailはいっそう使いやすくなり、魅力を増している。Gmail Labsは全部で60の機能を提供しており、ユーザーはそれぞれ個別に有効/無効を切り替えられる。昨日(米国時間2/24)、Googleは6つの機能がLabsを卒業してGmailに正式採用することを発表した。同時に5つの機能が引退する。これは利用頻度とユーザーの意見を参考に決められたという。 [...]