YouSendItは主として企業向けのオンライン・ファイル転送サービスだが、ベータテスト中だったOutlookプラグインを正式にリリースした。このプラグインはOutlook経由で巨大なファイルをメールに添付して送れるようにするもので、同社では「インターネットのFedEx」と称している。
通常のメール・アカウントの添付ファイルのサイズの上限は非常に低いのが普通だ。2GBの映画のファイルを友達に無事送信できるようなメール・サービスは聞いたことがない。しかし、このYouSendItプラグインを利用すると、一定サイズ(2MBなり5MBなり、ユーザーが指定できる)以上の添付ファイルはメールの添付ファイルとしてではなく、自動的にYouSendItサービス経由で送られる。巨大ファイルはまずYouSendItのサーバにアップロードされる。リンクがメールで相手に送られ、相手はそれを利用してYouSendItのサーバから目的のファイルをダウンロードする。ただし送信者は通常の添付ファイル同様、送信するだけで後は手を触れる必要がない。

今回のOutlookプラグイン以外にも、ユーザーがファイル交換に利用するアプリケーションにYouSendItサービスを組み込んで行く計画だ。まずThunderbirdプラグインが開発中で、さらにYahoo Mailのようなウェブメールについても同様にファイル転送機能を提供するブラウザ・プラグインが計画されている。Facebookアプリも2種類開発中。(Facebookの友達にファイルを送信するものと、受信するもの)。Photoshopのエクステンションはすでに稼働中で、クリエーティブ系のユーザーがYouSendItを利用して同僚と直接に巨大な画像をやりとりするのに便利だと喜ばれている。
YouSendItは「フリーミアム」タイプのビジネスモデルだ。無料版の場合、1ファイルについて100MBが上限。これに対して、サイズ無制限のPro、Business Plus、Corporate3種類の有料版が提供され、それぞれ料金に応じてカスタム・ブランド、セキュリティー、長期の保管、転送量、モニタなどの機能が利用できる。YouSendItによると、このサービスを使っている企業は、単に大きなファイルを転送するだけでなく、効率性や転送記録の管理などの面で有利なので、小さいファイルについても利用しているとのこと。
同社によると登録ユーザーは約700万で、月に1千万のファイルを転送しているという。アメリカに2カ所(西海岸と東海岸)のデータセンターがある。また最近ロンドンにヨーロッパ向けのセンターを開設した。
ライバルとしてはPando(これもOutlookプラグインを提供)、Leapfile (同じく)、Drop.io、Megaupload、SendThisFile、Rapidshareなどがある。もちろん、オンライン・ストレージと同期系のサービスにも同様の機能がある。最近(再)ローンチされたサービスはMobileMe、Dropbox、SugarSyncなど。
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(翻訳:Namekawa, U)





