Pluggdのチームはギア切り替えには慣れっこ。同社は2006年2月、ポッドキャストのデスティネーションサイトとして旗揚げしたスタートアップだが、iTunesが市場の“空気を残らず吸い上げてる”状況を見て取ると、さっさと動画用の音声認識技術の開発に乗り出した。ニュース録画ほか様々な動画コンテンツ内で自分の気になるトピックが出てくる場面を特定できる技術だ。
Amazon Web Services元社員の2人が作ったこのベンチャーが、また動画の方向性に一歩進め、「Brightcove」と本格的に対抗する「Delve Networks」を立ち上げた。開発に本腰を入れたのは約9ヶ月前で、PluggdがシリーズAの資金調達を完了した時点に遡る。サイトはちょうど昨日(米国時間6/10)ライブになった。
似たような動画プラットフォームを出している企業にはBrightcoveと、他にもMaven Networks、Move Networks、Ooyalaなど数社あるが、Delve Networksもやはり同じように中堅から大手の動画パブリッシャーの動画管理・配信を目指している。 同社の管理パネルでアップロードした動画をチャンネルに割り当てると、カスタマイズしたFlexベースのプレーヤーを介して動画配信できる。動画はタグ付け、ジャンル別ソート、フィルターを通しての視聴も可能。その管理エクスペリエンスは何から何まで、Brightcoveのものから大きくステップアップすることを意識して作られている(Brightcoveの分かりづらいUIで苦労した自分自身の経験から言うと、確かにUIはDelveの方が直感的だと思う)。
Delve Networksでは、今のパブリッシャーが普通に期待する機能に一部まだピースのつなぎ合わせが終わってないところもある(例えば動画視聴状況を追跡する解析機能など)。だが、差別化が図れるメインの機能― Pluggdと呼ばれていた初期に開発したものと同じ“動画内トピ抽出技術”―は既に公開となっている。
同社のシステムでは、パブリッシャーが自社動画にヒートマップ状のものも添付できる。このマップは動画下に青から赤まで幅広いカラーのバーとして出てきて、ユーザーが特定トピを入力するとオンになる(アクティベートされる)。
例えばゴルフトーナメントの動画視聴中にウッズの動画が見たい人は、“タイガー・ウッズ”と入力すると、解説者がこの著名プレーヤーの録画映像を流したり、ウッズのことを話題にしている場面がどの辺りか、このバーに表示されるのだ。トピックは音声とコンテキスト解析の掛け合わせで自動的に検出されるので、パブリッシャーは動画を手動で場面別に分ける必要がない。
CEOのAlex Castroは、この技術ならもっと効率的に視聴者をエンゲージできるので、視聴者の収益化もベターにできるはず、と僕に言っていた。プレーヤーのUIは(それ言うなら修正用パネルも)まだ仕上げの途中だが、ベータ利用の顧客には既にCNET、インテル、Small Screen Network、Jaudible、Bikini.com、Wallstripも加わっている。利用価格はまだ最終ではないが、トライアルの無料版は数週間以内に利用開始となる見込み。
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(翻訳:satomi)





