これは、本日行われたYahooのGoogleとの検索広告の提携についての電話会見の模様だ。CEO Jerry YangとSue Decker社長が話し、質問にも答えた。
Jerry Yang: マイクロトフトとの交渉は終りました。数多く会議を重ね、6月8日にはRoy Bostock会長をはじめ経営陣も参加しました。いろいろな契約条件を検討しました。MicrosoftはYahoo全体を買うことに関心がないことを言明しました。Microsoftの検索に関する提案はYahoo株主にとって最大の関心事ではありません。
Googleと契約することによって、第三者との支配権変更契約が妨げられることはありません。今が決断のときであることは明らかです。
Googleとの提携によって競争力が強化されます。オンライン広告市場での成長の機会を捕えようという戦略です。戦略の中核をなすのは、検索とディスプレイ[広告]の集中です。われわれはオープン戦略が将来の成功のカギであると考えています。
ここへ致るまでに数々のステップを踏んできました。Googleとのこの商業契約は成長と利益を促すものです。
締結したのは商業契約です。YahooはGoogleによる有償検索広告をYahooの検索結果と共に提供します。
Panamaも引き続き運用します。
契約は非独占。他の有償リスティングも使える。
10年契約、初期4年、3年づつ2回のYahooによる更新オプション付。米国とカナダのみ。
両社とも司法省のレビューのための3か月半延期に任意で同意。
営業キャッシュフロー$250M(2億5000万ドル)~$450M(4億5000万ドル)が目標。伸びが期待できる米国とカナダの検索クエリで$800M(8億ドル)の収益増のチャンスがあると確信しています。
これはRight Mediaの買収からの自然な流れです。近々公開予定している広告管理プラットホームもそうです。オープン市場を追求するうえでの当然の取り組みのひとつです。オープン市場は決定的に重要と考えています。
Sue Decker:私たちはこの発表内容の可能性に大いに期待しています。われわれが得意とすることが出来るのです。また、Yahooは自社のビジネスのあらゆる面について完全なコントロールを得ます。
この契約の大きな特徴はその柔軟性にあります。われわれの選択の幅も広げてくれます。Googleの有償検索広告をわれわれ自身のPanamaマーケットプレースによる広告と、共存させるか、どう共存させるかを私たちが決めることができます。Googleの有料検索結果は、その方が価値が高くなるところに配置します。Yahooの検索枠のうちどれだけにこの種の広告を載せるかどうかは、私たちが判断します。
広告主は直接Googleに支払い、Googleがわれわれに対してクリックスルーに応じてTAC[トラフィック獲得コスト]を払います。弊社の広告主はYahoo広告については引き続き弊社に支払います。
新しいディスプレイ広告プラットホームのAMPは来週には利用できるようになります。最近のSearch monkeyやBuzzなど発表では消費者分野での成功が示されています。アルゴリズム検索は今もわれわれの強みです。
契約にはYahoo、Google間のインスタントメッセージプラットホームの相互運用も含まれている。
Jerry Yang:株主価値をいかに高めるものであるかについて話す。
Q&A
Q: Googleの広告システムを通じてYahooページを使えるようになっても、広告主はまだYahooを買うのか。システムを2種類覚えるのか?Yahoo広告をGoogleページに出す考えはあるか。
Sue: 今回わかったことの1つが、Googleが検索広告で十分収益を上げてはいるけれども、裾野部分ではそれほど強くないことです。だからわれわれは、成果の面で同じようなレベルにある分野をコントロールしたいと思っています。つまりわれわれは両方の世界の良いところを手に入れるのです。
Googleのディスプレイ広告に協力することも考えられます。
Q: 検索広告の何パーセントにGoogleの広告が載るのか。
Sue:カーブの頂点でも引き続き大きなの収益を上げられると考えています。[答えになっていない]
Q: TACの配分はどうなっているか
Sue:十分競争できるものです。
Q: パートナーがYahooを飛び越して直接Googleに行く可能性はあると思うか。最低保証はあるのか。
Sue: この契約にはYahooのパートナーネットワークが含まれています。オプションになる予定です。弊社のパブリッシャーネットワークに参加する新しいパートナーは対象外です。保証についての金銭面の条件についてはお話できません。
Q: 今までとは別の広告主が相手なのか。$800M(8億ドル)は年間か?
Sue: 収益目標は年間で、将来ではなく現在の売上高に基づいています。今回Googleと行ったのと同じようにディスプレイ広告をサードパーティーネットワークにもオープンにします。オープンなアプローチは、規模、ベストな広告料金、そして消費者と広告のベストマッチを約束するものです。
Q: 規制によるハードルで一番高いものは?
Yang: これは商業契約なので規制の壁はありません。それでも司法省と任意で3か月半のレビュー期間に同意しました。われわれの広告枠を埋めることをGoogleと約束したのです。
Q: 売上を食い合うことになるものは?
Jerry: 完全実施に向かっている段階で、それについてはお話しません。われわれはこの関係を活かしてYahooのまわりに持続可能なマーケットプレースを構築したいと考えています。Yahooの広告主に利益を供する方法がわかってくれば、もっと理解できるようになるでしょう。
Sue: 試行の結果は安定したものでした。成長とともにキャッシュフローが増えることを考え、現在Googleが強くて弊社は強いポジションにないさまざまな分野とクエリーを、どうやって伸ばそうかともくろんでいます。
[以上。電話会議は終了]。
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(翻訳:Nob Takahashi)




