YahooはMicrosoftと完全決別。Googleが唯一残された可能性
by Erick Schonfeld on 2008年6月13日

Yahooは本日(米国時間6/12)、マイクロソフトとのいかなる話し合いについても既に議論は終了したとアナウンスした。Yahooとマイクロソフトの両者は全面的な買収を行う可能性と、Yahooの検索ビジネス部門を売却することの両面に渡って再度議論を行っていた。しかしマイクロソフトは「前回提示した価格帯になっても、Yahoo!全体を買収することに興味はない」との結論に至った。またYahooの取締役会では検索ビジネスの売却は企業の強みを失うものとの認識に至った。Yahoo!が検索ビジネス部門において、Googleに話を持って行く可能性が高くなってきた。

下にYahooのプレスリリースを掲載する(マイクロソフトのものはその下に掲載しておく)。

インターネットの世界をリードする世界的企業のYahoo! Inc. (Nasdaq:YHOO)は本日、マイクロソフトと為されていたYahoo!全体あるいは部分的な買収に関わる取り引き交渉が完了したことを発表しました。交渉中は、マイクロソフトと提携のあり方について何度ものミーティングおよび話し合いが行われました。6月8日には会長のRoy Bostockおよび他のYahoo!社外取締役が参加したミーティングも行われ、その席上マイクロソフトの代表者が、以前に同社が提案した価格においても、Yahoo!全体を買収することはないと明言しました。

マイクロソフトから為されたYahoo!の検索ビジネス部門のみの買収については、Yahoo!の取締役会は慎重な検討を重ねた結果、そのような取り引きは検索および広告マーケットに集中する企業方針と整合性を欠くもので、将来戦略にとって重要な検索ビジネスを切り離すことは、Yahoo!株主に利益をもたらすものではないと結論しました。

Yahoo!は株主利益の最大化に向けて努力を続け、多くのネット利用者の「スタートポイント」となり、広告主にとって「絶対に必要」なものとなるように戦略を進めていきます。オンライン広告業界は2007年の400億ドルから2010年には約750億ドルに成長すると見られており、Yahoo!はこの成長機会を活かすための、適切な資源、戦略、取締役とマネジメントチームを所有していると信じています。

マイクロソフトの声明は以下の通り。

マイクロソフトは、Yahoo!の買収から手を引いて以来、Yahoo!とともにYahoo!の株主に一株あたり33ドルを超える価値をもたらす別の提携方法について模索してきました。提携は市場に健全な競争をもたらし、広告出向者、掲載者、また消費者の全体に幅広い選択肢と技術革新を提供するものでした。

5月3日に発表し、5月18日に改めて表明したように、マイクロソフトがYahoo!全体の買収を再提案をすることはありません。全体買収以外のプランについては、別途議論の俎上に載せることもあり得ます。

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(翻訳:Maeda, H)

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