Orgooが本物のE-mailサービスとソーシャルネットワークの融合に挑戦へ
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by Mark Hendrickson on 2008年6月16日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

ソーシャルネットワークとは何よりもまず「自己表現」と「他社との交流」のための手段である。しかし、「ウォールポスト」「メッセージ」「ポーク(指差し)」などがある中で、1つの「コミュニケーション」が著しく不足している。E-mailだ(他の事は解らないが、少なくとも Yahooはこの重要性を理解している)。携帯電話に保存されている電話番号と同じく、E-mailのアドレスブック以上にインターネットでのユーザーのソーシャルグラフを示す事が出来る物は無いだろう。

しかしながら、「お知らせ」のE-mailを送ってユーザーの気を引く以外には、ソーシャルネットワークは独自規格のメッセージシステムを使う道を選んできた。ただ残念ながら、そういった独自規格のメッセージは圧倒的に力不足 な上に、ユビキタスと呼べる代物では無い。事実上インターネット上のほぼ全ての人がE-mailアカウントを持っている中で、デジタル人口のごく一部の人のみがユーザーと同じソーシャルネットワークに所属しているのだ。

E-mailを中心としたコミュニケーション用のWebインターフェイスを開発したスタートアップのOrgoo(2007年のこちらの記事を参照)は、同社のアプリケーションが2つに分かれてしまっているE-mailとソーシャルネットワークを統合出来ると考えている。

同社は、より長い時間ユーザーに自社のサイトに滞在してほしいソーシャルネットワークを対象に、ホワイトレーベルのWebmailプロダクトを提供しようと考えている。例えばGmailとFacebookが1つになるのだ(HotmailとFriendsterの方が良ければそれでもいい)。

ソーシャルネットワークへのOrgooの導入にはwebmailの機能を利用している。ユーザーは友達のプロフィールや、お気に入りのアプリケーションのすぐ隣のページから、POPやIMAPが使用可能なWebmailアカウントを通じてメッセージの送受信が可能なのだ。ソーシャルネットワークとwebmailのシナジー(相乗効果)も可能だ。例えば、自分のネットワーク内の友達からE-mailが来た時に、友達のステータスメッセージや、最近追加した写真などを同じ画面で見る事が可能だ。仮に自分のネットワーク外の友達からメールが来ても、その友達が同じソーシャルネットワークのユーザーなら、その友達を自分のネットワークに追加したり、共通の友達を見る事が出来る。

E-mailをより多く送る相手こそがユーザーにとってもっとも重要な人なのだから、E-mailこそが真のソーシャルネットワークであると言われてきた。もちろんそんな事は、戯言でしかない。クラスのかわいい女の子の顔を、どうやってE-mailで見るのか?お気に入りの音楽や写真を、友達と簡単にE-mailで共有出来るだろうか?

E-mailは決してFacebookやMySpace、Orkutに取って代わる事は無いだろう( 仮にどれほどE-mailが進化したとしても)。だからといってこれは、ソーシャルネットワークがE-mailを積極的に取り込むべきでは無いと言う事でもない。ユーザーが友達のプロフィールをチェックする傍で、Emailをチェックしはじめた時のWebページの閲覧数の上昇を想像してみてほしい。さらにはEmail機能と、独自規格のメセージサービスの統合を自社で行う必要の無くなるソーシャルネットワーク側の時間の節約も想像してみてほしい。

Orgooの採用は、ソーシャルネットワークへのE-mailの導入だけに留まらない。OrgooとしてはIM機能やビデオチャット機能 もホワイトレーベルとして導入したいと考えている。こういった機能は、すでにサイト上に自社製のチャット機能のあるFacebook以外のソーシャルネットワークには魅力的だろう。しかし、どのソーシャルネットワークも今の所ビデオコミュニケーションは導入していない。

Orgooの導入により相互の利益(Orgoo側も既存の大規模なユーザーネットワークを得る事が出来る)が有るにもかかわらず、基本的にスタートアップは自社製品の販売に苦労している。ソーシャルネットワーク側は、渋々ながら限られた一部のユーザーエクスペリエンスを他社に提供させている。おそらく、この記事用に仮想モックアップ(写真参照)を作った MySpaceなどの大手のソーシャルネットワーがOrgooを導入する前に、小規模なソーシャルネットワークによるOrgooのロングテール導入を見る事になるだろうと私は予想している。

同じくE-mailとソーシャルネットワークの境界線を不鮮明にしようとしているZenbeXobniの2社も参考にしてほしい。

[原文へ]

(翻訳:E.Kato)

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