携帯同期のFunambolがシリーズBで$12.5M調達、AOLも顧客に
by Erick Schonfeld on 2008年6月18日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

携帯のメール&連絡先同期にオープンソースを採用することで850種もの携帯電話全共通のアプリ実現の難題を解いた「Funambol」がシリーズBで$12.5M(1250万ドル)の調達を完了した。出資はNexit Venturesがリードし、Castile Venturesと既存投資家のWalden InternationalおよびH.I.G Venturesも投資に加わった。 Funambolは2005年8月にシリーズAラウンドで$5M(500万ドル)調達、2006年12月には$5.5M(550万ドル)の非公開の追加投資を受けている。

本社所在地はカリフォルニア州レッドウッドシティだが、社員と開発エンジニアの過半数はミラノ南方で働いている(社員74人のうち45人はイタリア在住)。同社は携帯分野で最大のオープンソース事業のひとつを手がけた実績を持ち、その同期エンジンは、開発者たちの間で200万回以上ダウンロードされた。Funambolの同期ソフトはSymbian、Wndows Mobile、OS X (iPhone)、JaveME、Mobile Linux、Blackberry、Androidの全対応端末で動作する。また、Funambolがサポートするコミュニティ・エディションはExchange、Domino、Pops、IMAPの各メールサーバーに対応している。

CEOのFabrizio Capobiancoはこう説明する。:

携帯で動作を確保しなくてはならない端末は30億個あります。非常に複雑です。社員も何千人と要るでしょう。そこでわれわれはオープンソースでこれを解決します。これなら1国1000人もの人たちが、当社のアプリがしっかり動作するようにしてくれます。

氏はiPhone対応アプリまで製作中という。これは早い話、アップルから新登場となるMobileMeサービスの主要機能を一部複製し無料版として提供するもの。利益はどう出すつもりなのか? これは、ISPおよびメールプロバイダに自社同期サーバーのコミュニティエディションを販売することで利益を出す。AOLのように買った側は、Funambolを使って携帯とオンラインメッセージの間で同期が取れる、というわけ。

Capobiancoはモバイル広告を消費者に見せる場として最適な場所はモバイルWebブラウザではなく、メッセージ専用アプリだと考えており、その点についてはこう語る。:

本当のフォーカスは、広告付き携帯メッセージングですよ。これは未開拓市場です。携帯メッセージ専用クライアントは端末上、最もよく使われるクライアントです。ケータイはコミュニケーション端末―つまり通話かメッセージに使う端末です。つまり広告配信ルートとしてはベストなのです。

氏の見積もりでは1日10本程度の少ないメールのやり取りでも、そこから生まれるインプレッション数は1日30回、月間1000回、つまりCPM(1000回当たりの単価、インプレッション単価=オンライン広告測定に使われる指標)に相当する数字になるという。氏の目には携帯利用者一人ひとりがCPMに見える。今なら$15~$20のCPMが確保できると、氏は話しており、こうした広告収入はサービスプロバイダと広告配信側の広告ネットワークとで3分割している。それでもモノが携帯だけに、数字はあっと言う間に膨れ上がる可能性もありそうだ。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

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