今日(米国時間6/16)のSupernovaカンファレンスにおけるTechcrunchのパネルは次世代携帯サービスの新しいアディアがテーマだった。パネリストはわれらがMichael Arringtonを初めとして、Kevin Werbach、Roelof Botha、Andreas Kluthだった。ここでは携帯のグッズ、アバター、ゲーム、インタフェースなどの分野における重要なイノベーションの試みをテーマにしたサービスがプレゼンテーションされた。
これらのサービスが利用している携帯テクノロジーの一部については、私の記事(モバイル位置情報技術入門 )を参照いただきたい。
MobileLabはダラスのテキサス大学の携帯電話テクノロジーの研究と開発の中心拠点だ。この研究所は Ericsson、TI、Apple、SamsungMobile各社からの支援を受けている。ここで開発されているテクノロジーは携帯電話の画面の現実の画像の上に3D画像をシームレスに表示する技術が含まれている。最初に開発されたアプリケーションは現実の動画のユーザーの肩の上に3Dのアバターを座らせるというもの。
Mobile Deadは場所情報を利用した携帯上のゾンビー・ゲームだ。GPSその他の位置情報をベースに、自分や他のプレイヤーの位置を探す。プレイヤーはブルー・チーム(人間)かグリーン・チーム(ゾンビー)か、チームを選んで参加する。ユーザーは他のプレイヤーとtwitter式の短いメッセージを交わすことができる。プレイヤーには「健康レベル」と「経験レベル」が与えられる。プレイヤーはバーチャル・アイテムを収集することでゲームを進める。収集sされたアイテムを小道具としてゲームの筋書きが展開していく。プレイヤーはアイテムを交換できる(コーラ缶を金梃子と交換したりするなど)、また敵チームと戦うために多様な威力と機能を持った武器(チェーンソー)を入手できる。ゲームは基本的に攻撃と防御の回が繰り返すされるMMORPG方式で進められる。プレイヤーは自分が勝つまで敵に攻撃を加え、勝つと経験ポイントを得ることができる。
ゲーム自体はなかなか面白そうだが、ゲームとして成立するためには一定数以上のプレイヤーを確保することが必要になるだろう。(それまではひたすら歩き回ってアイテムを拾うしかすることがない)。7月にはニューヨーク市を舞台したゲームがベータ公開されるという。試してみたい読者は今日から予約登録が可能だ。
FrontlineSMSでは、ユーザーはノートパソコンと携帯電話を使って多数のメンバーからなるグループとの間でテキスト・メッセージをやりとりできる。災害時の緊急連絡網、実地調査でのデータ収集、世論調査、抗議行動などの社会的活動への利用が考えられる。
SkydeckはAppleのMobileMeにコンセプトが多少似ている。ただしこちらは音声通話(発信、受信とも)のログを取るのが専門のサービスだ。Skydeckはユーザーが行った通話についてリアルタイムでログを取り、返信が必要な場合はそのようにマークする。また通話を内容に応じて分類するタグづけもできる。このアプリケーションはセールス活動その他、ビジネス上の通話を行い、通話料金を経費請求するためにログが必要なユーザーを対象としている。ユーザーはさらに通話を相手の名前でも簡単に検索でき、電話を利用したコミュニケーション管理を非常に容易にする。ある意味でこれは携帯をベースにしたミニCRM(顧客関係管理)アプリケーションともいえる。さらにこのサービスは多少SNS的機能jも備えており、連絡相手を通話の頻度でソートして表示する。ユーザーが電話帳を見ると、一番頻繁に通話している相手がトップに表示される。携帯電話の電話帳はもっとも重要な機能の一つだが、多くは単純な連絡先リストにすぎない。Skydeckでは趣向を凝らした高機能電話帳を開発中だという。
Skydeckのプレゼンでは携帯電話キャリヤー間におけるデータ・ポータビリティー問題についても触れられていた。このデモでは T-Mobile(やその他のプロバイダ)がユーザーの通話記録を他の外部のサービスで簡単に利用できないよう閉じ込めているかが示された。さらにアメリカの携帯キャリヤの多くが携帯端末のSyncML機能を無効にしてユーザーが通話記録を独自に利用できなよう妨害していることが語られた。Skydeckはビジネスで携帯を頻繁に使うユーザーには非常に興味あるサービスだろう。
Glancing Padは携帯電話の新しい入力デバイスの試みだ。キーボードやそれに代わるさまざまなインプット・システムよりも効率の高い方法を目指している。最終的な目的は、学習が容易で、効率的な同時入力が可能な片手入力システムだ。GlancingPadは一種のタッチパッドで、独自の指の動きとタッチによって文字が入力される。
面白い試みで、現在のトラック・パッドを利用したジェスチャーにも似ているが、Glancing Padにおけるジェスチャーは〔コマンドを入力するのではなく〕直接文字が入力できるところが異なる。(ただし、現在は1文字ずつ)。ユーザーがこの入力メソッドをマスターするのは難しそうだし、この技術を利用したデバイスがいつ利用可能になるのかもはっきりしない。ライブでデモを見ることもできなかった。しかし改良次第では将来に可能性がなくもないと思われる。.
[原文へ]
(翻訳:Namekawa, U)







