VC批判共有サイト「TheFunded」がVC参り支援も開始
Erick Schonfeld
0 comments »
ベンチャーキャピタリストを匿名で評価・レビュー・批判したいスタートアップCEOが集うサイト「TheFunded」が今日(米国時間6/16)新機能“TheFunded Connect”を追加した。 これは会員が本当に欲しいもの―ベンチャーキャピタリストへの紹介―確保を互いに助け合う機能だ。
投資調達に奔走中のCEOは簡単な営業ピッチをサイトに出し、他の会員からの投資勧誘コメントも掲載して売り込みに磨きをかける。うまくいけば、他のCEO会員から自分の目的・用途に合わせたVCへのメール紹介文を取り付けリストに加えることができる、という流れ。
「起業家ソーシャルネットワークのサイトに転化を図るのですか?」と尋ねたら、TheFundedファウンダーAdeo Ressiはさもうんざりといった口調で「いや、まさか!」と答えたが、起業家が固まるのはビジネスの人脈作りのため。まさにそれがTheFunded Connectの目指すところである(たぶん社交というよりビジネス人脈作りの機能なのだろうけど、言いたいことは分かってもらえるよね)。
CEOはピッチの一環で、どれだけ集めたいか調達目標の希望額を明記する。例えば“CPUサイクルのeBay”が旗印の「Digital Ribbon」CEO Erik Weaverはプレ(投資前の企業価値)$5M(500万ドル)で$1.5M(150万ドル)の出資を希望中とあるし、 「JS-Kit」CEO Widgeteer Khris LouxはシリーズAで$5M(500万ドル)、オンライン・クローゼット・サイト「Weardrobe」CEO Suzanne Xieはエンジェル投資で50万ドル~100万ドルが目標だ。
別のCEOがこれを見て、知り合いのVCに出資者募集中の人を紹介したいと思えば、紹介メールはサイトから作成できる(ただし本物に見えるよう、メール差出人には紹介者のアドレスを記入)。 また、サイトではこのような人脈づくりを活性化するため、他のCEOが紹介してもらいたがっているベンチャー企業のプロフィールページを閲覧するたびに、紹介希望者の営業ピッチもご覧ください、と案内を出している。
このサービスの土台には「起業家にとってVCの注意を引くのに必要な突破口は個人の紹介」という考え方がある。この紹介プロセスの自動化サービスは、スタートアップが現実味のあるオファーを3件取り付けたいと思ったら30回売り込まなくてはならないというRessiの持論にも合致する。
これで本当に紹介が生まれるのだろうか? 最低限、CEOは自分の営業ピッチについてCEO仲間からああでもないこうでもないと感想が聞ける。問題はこうした売り込みピッチ(少なくとも今サイトに上がってるもの)が、やや具体性に欠けるところで、 1段落で売り込むピッチ以外には企業の背景情報も、CEOの経歴も、スライドデッキも、動画のプレゼンもないのだ(ゴホン、うちのElevator Pitchesはあるけどね)。 どのスタートアップであれ営業ピッチだけベースに推薦状というのも、苦しいものがあるが、こうした要素はきっと追加できるだろうし、Ressiもその辺の選択を現在思案中という。
もしCEOが、役立つアドバイスや紹介(ゆくゆくは資本プールだってあり得るだろう)を通して助け合いながら実際に調達できるようなコミュニティが、Ressiに実現できるなら、CEO会員もTheFundedに何度でも足を運ぶはず。が、仮にサイトに載っているアドバイスや紹介がどこにも行き場がないとすれば、ローロデックスの名刺フォルダー頼みで売り込みに回る従来のスタイルに変化はないだろう。
[原文へ]
(翻訳:satomi)
タグ: thefunded【関連記事】




