2008年6月19日

MicrosoftがインタラクティブTV広告分野に参入、Navic Networksを推定$200M~$300Mで買収

Erick Schonfeld

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マイクロソフトが毎年$70B(700億ドル)もの予算が動くTV広告を追い回し始めた。今朝(米国時間6/18)同社は全ケーブルTVネットワークにインタラクティブな広告を配信するマサチューセッツ州Walthamの「Navic Networks」を買収することを明らかにした

買収額は非開示だが、同社に近い情報提供者の読みでは$200M(2億ドル)から$300M(3億ドル)の間という。Navicは1999年から2001年の間にHimalaya Capital、Highland Capital Partners、Pequot(現 FirstMark Capital)、Pilot House Ventures、Gary Lauderから約 $43M(4300万ドル)の調達を受けている。

Navicの広告はインタラクティブなオーバーレイ広告で、一部広告主が最近オンライン動画で試験利用中のものと同じ。ただしNavicはケーブル購読利用者1人1人の郵便番号でターゲットを絞るところが違う。 普通のテレビCMを見ながら例えば、オーバーレイをクリックすると別窓が開いて同一スクリーン上に詳細情報が出たり、メールや普通郵便で自宅に送るよう資料請求もできる(ケーブル会社は加入者の自宅住所も持ってるので、これは簡単)。

テレビ広告は相変わらず広告支出の過半数を占める。マイクロソフトも広告事業を自社収益の少なからぬ部分を占める収入源としたいと思うなら、この業界にプレーヤーとして食い込む必要がある。 NavicはテレビCMにインタラクティブ性こそ導入できる会社だが、それをオンライン広告キャンペーンに繋げる部分はやっていない。マイクロソフトなら、このギャップを埋めることができる。

グーグルは既にAdWordsで広告を購入してGoogle Analyticsで効果を計るTV広告を試験運用中だが、グーグルの場合その対象は衛星TV「Echostar」購読利用者に限定されている。 といのも、ケーブル会社側が自分たちの抱える利用者の情報へのアクセスを手放したがらないのだ(それどころかケーブル各社は結託してProject Canoeなる共同プロジェクトを独自に進め、この美味い実の殻を破ろうとしている)。

Spot Runnerもオンライン広告とTV広告のキャンペーン統合化に向け前進しているが、ここが流す広告はインタラクティブ広告ではなく普通の動画CMである。

前にも書いたように、僕らに必要なのはTVのブラウン管でもウェブ動画広告のインタラクティブ性とターゲット機能が発揮できるようなシステムだ。おそらく今回の動きは、その方向に向けた一歩となるだろう。

[原文へ]

(翻訳:satomi)

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