ブラウザでのデスクトップ体験を改良しようとするサービス(いわゆる「ウェブトップ」や「ウェブOS」)は、ときに悩みの種だ。本物のオペレーションシステムをもう使っているんだったら、FlashやAjaxを備えたOSをエミュレートする意味はあるんだろうか?
もちろん、全てのパーソナルコンピューティングをクラウドで実行するメリットはある。ファイルの共有がもっと簡単にできるし、擬似デスクトップソフトのアップデートも自動でできる。また、ハードが壊れてもファイルがなくなってしまうことはない。おそらく最も重要なのは、コンピュータの前にいなくても自分の「コンピュータ」を使えることだろう。
しかし、反応性の低下、ホットスポットが見付からないときのロックアウトのトータル、すでに使い方を知っているものに代わるアプリケーションが少ない、ということを考えると、それらの長所では補いきれない部分が多い。
だから、控えめで短期的な意欲を持つウェブトップのStartForceに関する話はちょっと新鮮だ。Jooce、(AOLに買収された)Goowy、G.ho.stを始めとする他の消費者重視のサービスとは違い、StartForceはときにぶつかり合うリモートコネクティビティとデータセキュリティの両方に関心がある企業向けだ。
ウェブサイト(Firefox 3を使うのが一番良い)に行けば、誰でもサインアップしてStartForceを使い始めることができる。とはいえ、実際の製品はコンピュータの利用台数に応じてサポート料を払う企業向けだ。先月発売されたばかりのその企業版には、4社が合計約1000台のコンピュータをサインアップしている。
出張中の社員に極秘データへのアクセスを与えるために、企業は(VPNのような安価な代替サービスとして)StartForceを使うことができる。StartForceを使えば、ファイルサーバーやディレクトリなどのイントラネットのリソースへのアクセスや変更が可能になる。しかし、ダウンロードを制限したり禁止したりすることを選択できるのはITマネージャーだ。それにより、ブラウザが使えるデバイスからの重要な資産へのアクセスを保障しつつ、損害を防ぐことができる。StartForceはAjaxを搭載しており、Flashプラグインさえ必要ない。
文書、音楽、インスタントメッセージなど用のアプリケーションのスイートを構築しただけでなく、StartForceはZohoやEditGridなどの第三者のウェブサービスを組み込んだAPIも開発した。そしてそのうちこのAPIは公開され、誰でも(例えば、画像編集用のPicnikなど)自分のアプリをStartForceに統合できるようになる。そうすることで、ウォールドガーデンになってしまうのを防ぐことができる。
StartForceは日本の投資家のMitsui VenturesとNGI Capitalから$1M(100万ドル)の資金を調達した。現在は米国の投資家を対象としたさらなるラウンドを予定している。
それから、開発者向けで独特の特徴を持つスエーデンの素晴らしいウェブOS、Xcerionも見てみて欲しい。
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(翻訳:Megumi H.)





