検索を行うとすぐに回答してくれる検索エンジンというのは本当によくできている。たとえばWikipediaの中から本当に知りたいことを探すのはなかなか大変だ。あるいはスパムを除外しながらリンクを辿っていくのも辛い。検索エンジンなら、ただ知りたいことの回答だけを与えてくれる。
Ask.comやGoogleなどのサイトが、もう何年にも渡ってこういうサービスを提供している。但し検索エンジンで得られるのは事実は何かといった類の情報に限られる。たとえば「世界中でもっとも長い川はどれか?」といった質問であれば回答が得られる。しかし「釣り針に餌を付けるのはどうすれば良いのか」を知りたいときには自分で回答を探さなければならない。
パブリックベータとしてサービスを開始したばかりのCentrifは、ソーシャルブックマークサービスとオンラインリファレンスを融合する形で新風を巻き込もうとしている。
インターネット上のものを次々にインデックス化していくのではなく、Centrifでは質問の回答として最善と思えるものを投稿してもらい、それを記録していく。ウェブ上で役立つ回答を見つけたときに、その回答及び対応する質問をCentrifで共有してもらう。ブックマークレット、Firefoxの機能拡張、ないしCentrifのサイトからCentrifに情報を登録することができる。
Centrifのメインページで検索を行うと、これまでにブックマークされたページの中からデータが表示される。検索内容に対して複数の該当項目がある場合、結果は人気度に応じて並び替えられる。それによりもっとも信頼性の高い項目が上位に表示されるようにしているわけだ。
しかしCentrifにはいくつか欠点があり、十分な機能を提供できているとは言い難い。ひとつめは、検索時に指定した用語が全部含まれる検索結果しか表示できないという点だ。「What is James Bond’s favorite car?」と検索した場合、「What is James Bond’s car?」という内容しか含まない結果は表示されない。「favorite」という単語が含まれていないからだ。Centrifには同義語辞書も用意されておらず、適切な結果を表示する質問をするのが一層難しい。
検索時の問題のほかに、今のところCentrifに集められた回答数が少なすぎるという問題もある。まさに「鶏と卵」の問題に直面することとなる。すなわち多くの人にとって、広範囲におよぶデータベースが構築されるまではCentrifを使う理由がない。単純なブックマークツールとしても、とくに使いたくなるような機能を持っていない。ブックマークの分野ではdelicious等、既に熟成期にあってより魅力的なライバルが数多く存在している。
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(翻訳:Maeda, H)





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