「ノルウェイのエンロン」はマイクロソフトを騙したのか。Fast Search & Transferの無茶に関する続報
Erick Schonfeld
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マイクロソフトが$1.2B(12億ドル)の買収額に同意した1月から、エンタープライズ検索企業であるFast Search & Transferは会計スキャンダルに見舞われ、そして株式取引は停止された。決して実現しない架空取引の計上によって「ノルウェイ版エンロン」と呼ばれるようにもなった。そしてさらに問題多き詳細情報がノルウェイ国内の記事で暴露され続けている。
最新の記事は6月28日のノルウェイの雑誌Dagens Næringslivに掲載された。Trond Sundnes、Dagens Næringsliv、およびGøran Skaalmoによる記事(ノルウェイ語)で、Fast Search & Transferが無料のソフトウェアを資産に組み入れたり、同社エグゼクティブが架空取引のためにペーパーカンパニーを設立した経緯などを報じている。翻訳記事(本記事の最後に添付)では競合社およびマイクロソフトのことにも触れている。
Fastの問題は、実体のない会計報告と強引すぎるセールス体質にあり、これはマイクロソフトが正していくものと思われていた。しかし現状はマイクロソフト側に何らかの思い違いがあったのか、あるいは少なくとも検索分野での主要プレイヤーを目指す焦り(YahooおよびPowersetの記事を参照)があったらしいことを示している。またFastの検索技術自体に関する疑問の声も生じてきている。プロダクトに関する取り引きをまとめることができないでいるのは、技術面にも問題があるのではないだろうか。
記事によれば$50M(5千万ドル)の架空収益を計上し、$20M(2千万ドル)の契約をでっちあげ、CEOのMarkus Lervikの地位に近いトップエグゼクティブが自ら運営するペーパーカンパニーに$6M(600万ドル)の支払いを行わせていた。Lervikは変わらずにビジネスの運営を行っており、今はマイクロソフトのエンタープライズ検索部門のVPとなっている。
記事には他にも次のような内容が記されている。
—企業に対しフリートライアル期間を設定し、それを一時的な契約として記録するということを常習的に行っていた。
—そのうち一件はオーストラリアのテレコム会社であるTelstraとの間の$18M(1800万ドル)にも及ぶもので、Fastは2006年に収益として計上していた。しかし実契約には至っていない。
—2番目の規模のものは怪しげな検索企業であるAccoonaとのもので、こちらも実利益を上げてはいない。
—フロリダのフォートメイヤー籍を置き、Fastの前VPであるPeter Bauertおよび前CFOのAli Riazが(Bluebird Collaboと言う会社を経由して)所有するArchtechというペーパーカンパニーに対する不正な支払いが会計監査で明らかになった。冒頭に掲載した写真でアウディに乗っているのはRiazだ。
コメントを求めているがLervikからの返答はない。但しマイクロソフトからの「回答」がある。2006年と2007年の年次報告を修正し、3000万クローネ($6M)の支払いは「不正」なもので「誤って」承認されたものだとのこと。
…取り引きの当時、取り引き会社の双方が非常に近い関係を持つ人々によって所有ないし運営されていた
これがFastのソフトウェアを販売していたことになっているArchtechやその他のペーパーカンパニーを指すのは明白だ。マイクロソフトの提供した書面によれば、それら関連企業は$3.5M(350万ドル)相当のソフトウェアライセンスを「購入」したが、実際の支払いは為されていない。
ところで、Fast Search & Transferの「Transfer」って、いったい何のことなんだろうといつも考えていた。
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(翻訳:Maeda, H)
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