共和党は、党の綱領の策定のために一般市民からのアイデアを求めている。今日(米国時間7/11)、共和党綱領委員会は、支持者たち(メールアドレスを公開する意思のある人なら誰でもよい)から意見や政策提案を募るためのサイトを立ち上げた。同委員会は同時に、このサイトのためのFacebookアプリケーションをスタートした。その建前は、国防やエネルギー価格、健康保険の改革、判事の任命問題、そして年配層が好む“アメリカ的価値観の保全”といった政策課題について、意見や議論を集めることだ。あれ、科学技術がないよ。彼らが科学技術分野の必要政策課題について考えるためには、こんなサイトをおすすめしたいね。
各号に、議員たちが現在取り組んでいる課題の概要説明があり、登録会員はテキストやビデオでコメントを提出できる。今後はアンケート機能が加わり、また喧嘩や個人攻撃などを防ぐために調整役(モデレータ)を置く予定だ。既存の課題以外の新しい話題を設けることや、コメント以外の手段でより詳しい政策提案をすることはできないようだ。だからある意味でこれは、wikiのスクリームに似たやり方だ。でもそれでは、このサイトの上での政策議論をユーザがコントロールできないことにつながる。ちがうかな。
それに、サイトの印象は、まあ、“ださい”という形容詞がふさわしい。でもなにしろ、少なくとも共和党は、国民からの意見を党の政策に生かすためのオンラインフォーラムを作ろうとしているのだから立派。ただし、メールアドレスをたくさん集めて党の寄付金集めのために利用するのかな、という勘ぐりもありえる。もし本当にそうなら、このサイトはすぐにぽしゃるだろう。逆に、個々の政策課題に関するいろんなやり方や考え方を多面的に知るため、議論するための、活気あふれるサイトに今後育っていき、党の綱領に反映されていくなら、それは、共和党が民主党を抑えて人気を盛り返すための、絶好の手段になる。
というより、なぜ民主党はこれと同じことをしないのだろう?。もしかして、すでにあるのかな、と思って今朝検索してみたが、見つかったのはListening to Americaだけだった(党幹部が各州の州議会を巡回してミーティングを行うイベント…寄附集めが大きな目的)。でも、本当にアメリカ国民の声を聞くためには、州議会の外に出て、もっともっとたくさんの人に会う必要がある。
ネットワークを利用して政治に参加することが、政党への寄附にとどまらず、選挙民からの直接的な政策提案になっていくことが、正しい方向性じゃないの。
もちろん、実りのないものになる可能性もある。ネットワーク上のコミュニティは、どんなものでも、最初から参加している少数の熱心なメンバーに牛耳られがちだ。政治の場合それは、大きな声で極端な意見を言う人たちだ。だから、共和党のこのサイトが有意義なものになるためには、初期の段階で、幅広い層からバランス良く会員を集めることが重要だ。気の弱い人がすぐに逃げていくサイトではなく、そういう人たちが積極的に参加するサイトでなければならない。有力な政治家たちがこのサイトに注目し、会員たちと真剣にコミュニケーションするようになれば、サイトは新しい政策方針の今後の行く末、実現可能性を判断するための、絶好のテストベッドに生まれ変わるだろう。共和党自身が考えたこともない、まったく新しい政策方針が生まれる場になる可能性もある。
もちろん民主党も、同じことをやるべき。これぐらいのサイトなら、二週間もあれば立ち上げられるだろう。
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(翻訳:Iwatani)

