Microsoft、Facebookとの検索契約を決める。おまけにちょっとLive.comブランドも
by Jason Kincaid on 2008年7月25日

MicrosoftのSVP、Satya Nadellaの発表によれば、同社のLive SearchをFacebookに組み入れる契約が拡大されたのだという。今の時点で詳細はほとんど明らかになっていないが、同社は今年末までにFacebook経由で広告を出すことにしている(従来の検索結果とスポンサーの検索結果の両方)。Microsoftは以前、海外市場での広告権と引き換えに、$15B(150億ドル)という非常に高いバリュエーションでFacebookに$240M(2億4000万ドル)を出資している

このニュースは、GoogleとMySpaceが2006年にサインした検索契約に匹敵するものだ。そのときGoogleは、最低$900 M(9億ドル)の収入分配合意で、News Corpが所有するソーシャルネットワークのMySpaceに検索と広告を提供する権利を勝ち取ったのだった。当時、MicrosoftもMySpaceの検索権を強く要求していたが、Googleは性急に契約を取りまとめることで、なんとかその戦いに勝利を収めた。

GoogleはMySpaceとの検索契約から収入を得るのに苦労した。しかし、業績不振をソーシャルネットワーク一般をお金にする難しさのせいにしている。おそらくMicrosoftはFacebookで同様の問題にぶつかるだろう。とはいえ、少なくとも短期的には、ユーザーをLive Searchに呼び込むことへの関心は収入を生み出すことへの関心と同じほどしかないかもしれない。遡ること2006年には、単にGoogleを打ち負かし広告分野で弾みをつけるために、MicrosoftがFacebookとの最初の広告契約締結で損失を出したのではないか、とMichaelは推測していた。Microsoftはここでも同じようなアプローチをとっているのかもしれない。

Microsoftは、数年来GoogleとYahooにかなり差をつけられてしまっているLive Searchの拡大に躍起だ。今年5月、同社はLive Search Cashbackプログラムでサイトを利用したユーザーに対して実際に金銭を支払う、という見るからに絶望的な行動に出た。その結果、検索利用は15%増加し、そのイニシアチブの成功が証明された。とはいうものの、Live Searchが占めるのは検索クエリ全体のわずか9%に過ぎず(GoogleとYahooはそれぞれ21%と62%)、まだGoogleとYahooにかなり遅れをとっている。

[原文へ]

(翻訳:Megumi H.)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080822microsoft-uses-facebook-to-conduct-research-with-collabio/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Microsoft、FacebookアプリCollabioでメタデータ分析を試みる

    [...] Microsoft、Facebookとの検索契約を決める。おまけにちょっとLive.comブランドも [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081007facebook-rolls-out-live-searchwait-whered-it-go/ TechCrunch Japanese アーカイブ » FacebookがLive Searchを公開…あれ、どこへ行った? ああ、みつかった。

    [...] ずいぶん時間がかかったが、FacebookがついにLive Searchをメインの検索バーに組み込み始めた。これで、既存のプロフィール検索機能に加えてウェブ検索も利用できるようになる。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081114the-very-curious-microsoft-facebook-user-data-relationship/ Facebookのユーザー・データ利用―非常に奇妙なMicrosoftとの関係

    [...] FacebookとMicrosoftの関係は、2006年に両社が広告で提携したのに始まる。1年後、MicrosoftはFacebookに$240M(2億4000万ドル)に上る投資を行った。また、広告提携は、今年、期間が延長された。Facebookが2008年3月に自分で決めたプライバシー保護方針に違反してMicrosoftにFacebookのユーザーデータへのアクセスを許可している理由は、こういった関係からかもしれない。PlaxoとGoogleのサービスがFacebookのユーザー・データにアクセスすることを、プライバシー上の懸念から拒絶したのに、Windows Live MessengerにFacebookの友達を招待するためにMicrosoftがユーザーデータを利用することはできるのだ。Facebookのプライバシー保護方針によると、「われわれはサードパーティーに対して、ユーザーの承諾なしに友達情報を公開することはしません。われわれがサードパーティーとユーザー情報を共有するのは、次のような場合に限られます。1)われわれのサービスを提供する上で合理的な必要性がある場合。2) 法律で必要とされる場合。3) ユーザーが許可した場合。」しかしMicrosoftのInvite2Messengerはどう見ても、この方針に違反している。Windows Live Messengerに関連するこのサービス内から、ユーザーがFacebookにログインすると、Facebookのすべての友達の名前とメール・アドレスが抽出され、Microsoftが管理するページ上にテキスト・データとして表示される。(実はFacebook自身は、コピーされるのを防ぐために友達のメール・アドレスを画像でしか表示していない)。ユーザーがMessengerに招待したい友達をチェックすると、MicrosoftからMessengerのクライアントをインストールし、ユーザーの友達になるよう勧めるメールが送られる。このプロセスのスクリーンショットを掲載しておいた。(メールドレスの部分は消してある)。MicrosoftがInvite2Messengerをローンチした際に、LinkedIn、Bebo、Hi5、Taggedも参加すると発表した。しかし今のところ、そのうちのどのサービスも参加していない。参加したのはFacebookだけだ。もう一つ奇妙な点がある。英国のMSNサイトで、Microsoftは、Microsoftが明らかにFacebookの承認を受けて現在やっているのと同じことを、以前ブロガーのRobert Scobleが試みて、Facebookからアカウントを停止された件について書いている。私の知る限り、Facebookがこの種のアクセスを許可した例は他にないはずだ。最初に書いたように、PlaxoとGoogleが似たようなことをやろうとした際には拒否している。さらに奇妙なことがある。最近になって、このサービスが動かなくなった。トップページでは依然Facebookがパートナーとして表示されるのだが、実行してもFacebookの友達情報がインポートされてこない。これはMicrosoftが突然昨日(米国時間11/13)新しいLive.comソーシャル・ネットワークをローンチしたことと関係があるのだろうか? このサービスではMessengerの連絡相手を当初からデフォルトで友達にしている。われわれが取材した相手は、Facebookも含めて全員がLive.comのSNSのローンチは完全に不意打ちだったと答えている。MicrosoftはユーザーにFacebookのソーシャル・グラフをMessengerにインポートするよう何ヶ月にもわたって勧誘してきた。Facebookの承認を得た上でやっていたはずだが、Facebook自身のプライバシー保護方針に違反していたことも確かだ。そこへMicrosoftは抜き打ちでMessengerをベースにしたSNSを立ち上げた。するとFacebookはMicrosoftを閉め出した。このストーリーにはまだまだ分らないことがたくさんある。そもそもなぜFacebookは こんなことを許可したのか? (言い換えれば許可することでどんなメリットがあったのか?) そして、いったいなぜ動作が停止したのか? 情報が入りしだいアップデートする。CrunchBase InformationFacebookMicrosoftInformation provided by CrunchBase[原文へ](翻訳:Namekawa, U) ShowListings(“arc3″); ShowListings(“arc2″); AddClipsUrl = ‘http://jp.techcrunch.com/archives/20081114the-very-curious-microsoft-facebook-user-data-relationship/’; AddClipsTitle = ‘Facebookのユーザー・データ利用―非常に奇妙なMicrosoftとの関係’; AddClipsId = ‘2CBE02C952CFE’; AddClipsBcolor=’#78BE44′; AddClipsNcolor=’#D1E9C0′; AddClipsTcolor=’#666666′; AddClipsType=’1′; AddClipsVerticalAlign=’middle’; 前の投稿へ トラックバック [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20091021that-didnt-take-long-twitter-is-coming-to-google/ GoogleもTwitter検索提携を発表―ただし稼働は数カ月後か?

    [...] 次の疑問は、GoogleがFacebookのリアルタイム・ストリームについても同様のアクセスを確保できたかどうかだ。Microsoftは今日(米国時間10/21)のWeb 2.0 SummitでTwitterと同時にFacebookとの提携も発表している。 Microsoftの提携はTwitter、Facebookいずれについても独占的ではない。つまりGoogleもFacebookと提携できる可能性がある。しかしGooglとFacebookは過去に対立をしてきた経緯がある。一方でMicrosoftはFacebookと長年良好な関係を保ってきた。MicrosoftはFacebookの検索をBingで助けているし、2007年には150億ドルという巨額の会社評価の下に、Facebookの株を$240M(2400万ドル)分取得している。 CrunchBase Information Twitter Google Information provided by CrunchBase [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20091113murdoch-google-bing-mexicanstandoff/ メディア王MurdochがGoogleをやっつけてネット上の権力を検索から奪い取る方法

    [...] これによって、これまで検索エンジン側にあまりにも偏っていた‘ネット権力’みたいなものが、コンテンツサイト側にもやや、もしくは大幅に、傾くことになる…後者がうまくやればだが。コンテンツをインデクシングする権利をめぐる激しい競(せ)り戦争が、MicrosoftとGoogleのあいだで勃発するだろう。それはちょうど、過去に、サードパーティのサイトへの検索広告の掲出をめぐって、競り戦争が勃発したのと似た状況だ。 [...]