アマゾンが、またまたWebスケールのソフトウェアをアウトソースする。昨日(米国時間7/29)手をつけたのは決済サービスで、アマゾン以外のサイトからアマゾン決済が使える「Checkout by Amazon」と「Amazon Simple Pay」という2つの新サービスを立ち上げた。
「Checkout by Amazon」で他のeコマースサイトもアマゾンの決済専用カート(Amazon Checkoutカート)を自サイトに挿入が可能に。Amazonにアカウントを持っている利用客から入るワンクリック発注はアマゾンのソフトウェアで処理できるほか、発注管理・出荷・消費税算定など各種機能も使える。 また、買い物客は「Amazon Simple Pay」を使ってリモートから自分のアマゾン利用アカウントにサインインし、決済処理それ自体はアマゾン任せにできる。
両サービスともアマゾンが徴収する決済手数料は発注額の2.9%からで、発注1件ごとに30セントが加算となる。売上高10万ドルを上回るサイトについては1.9%まで手数料は下がり、10ドルに満たない小額決済でアマゾンが徴収する手数料は5%+5セント。
アマゾンではこれまでにもコンシューマーと企業の両方に向け様々な決済サービスを展開してきた。例えばデベロッパーが自分のために独自の決済エクスペリエンスを開発できる「Flexible Payments Web service」もそのひとつ。今回の最新サービスの話はこの6月から前評判が出回った。 CheckoutとSimple Payが厳密に狙いを定めているサービス対象は、アマゾンのFlexible Payment Services APIで独自の決済サービスを開発するリソース(予算と人材)も時間もないような企業だ。 独自の決済専用ソフトウェア(+自社システムで繋ぎ止めている何百万もの既存アカウント)をレバレッジし、利用を他社に開放することでアマゾンはPayPalとGoogle Checkoutに追い上げをかける。
クラウドコンピューティングのサービス構築目指してアマゾンは、決済からストレージ、コンピュートサイクルに至るまで、大またぎで前進している。こうしたサービスからそれなりレベルの収入を生むことに成功できれば、書籍・CD発送よりはハイ・マージンな事業になるだろう(これ繋がりの動きとして今日アマゾンは人力アウトソースのWebサービス「Mechanical Turk」も簡略化を断行。事業課長みたいなコード作成に不慣れな人でも世界中のデジタルワーカーに自動発注したい作業を自力でセットアップできるよう改善した)。
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(翻訳:satomi)
