
Gooberはドイツのチーム(現在公式にデラウェア州に登録)が開発したインスタント・メッセージのデスクトップ・クライアントだ。大手(Skype、MSN、ICQ等々)に対抗するため、機能がにぎやかに満載されている。一部の機能は有用だろうが、あまり役に立ちそうもないものもある。
Gooberは多数のプロトコルをサポート(現在はWindows版のみだが、近くMac版とLinux版が加えられる)しており、Gooberネットワーク内の相手だけでなく、ICQ、MSN、Jabberのユーザーとも会話できる。ビルトインされたVoIP機能で通話することもできるが、ビデオチャットは現在開発中でまだリリースされていない。Gooberによると、クライアントソフトは携帯向けのJava版も含めてあらゆるプラットフォームで常に最新のものにアップデートしていく予定だという。これによってユーザーはデバイスを問わず、同一の使い勝手を得られる。
特筆大書するような特長ではないにせよ、ここまではたいへん結構だ。Gooberの差別化戦略は主として、Gooberクライアントを通じてコミュニケーションを図るようユーザーを呼び込むための一連のウィジェットを提供するところにある。メール・ウィジェットはメール内の署名欄にエンベッドすることができる。ポータル・ウィジェットというのは、SNSのプロフィールやその他のウェブ・ページ上に置くことができる。どちらもボタンをクリックするだけでクライアントをインストールした相手とインスタント・メッセージ、VoIP通話、ファイル転送ができる。案内広告ウィジェットは、メールよりも素早い対話ができるオンライン・ビジネス・コミュニケーションを図りたいユーザー向けのツールだ。
Gooberはクライアントにエンタテインメント機能ももたせている。ウェブ上の無料ビデオ・チャンネルとラジオ局にアクセスしてクライアント内から再生ができる。残念ながら再生品質は高くない。それになぜIMクライアントの中からマルチメディア再生をしなければならないのかよく分らないが、とにかくそういう機能が付加されている。
Gooberがその他鳴り物入りで宣伝している機能には、Gooberを通じたVoIPサービスや企業向けカスタム版のGooberユーザーに対する少額決済システムがある。(メディア企業がGoobeのIMクライアントを通じて有料のコンテンツを配布するのに使えるかもしれない)。またJajah方式で、VoIPを使って2つの地上電話回線を接続し長距離電話のコストを節約する機能がある。されにユーザーはクライアンの中からSMS、MP3ファイル、スクリーンショットをやりとりすることができる。
全体としてGooberはよくできたIMといえる。しかし、SkypeやAIMクライアントから乗り換える気にさせるような特長は特になかった。エンタテインメント機能は私にはまったく意味がないし、ウィジェットも多少役に立つ、という程度の有用性だ。ユーザーインタフェースはいささか素人っぽいできで、改良の余地がある。ただし、日常複数のプロトコルを使って会話を行っているユーザーはGooberがAIMとGtalkをサポートしたら(どちらも計画されている)チェックしてみる価値があるかもしれない。
ベータ版の特別なアクセスページはここに。先着500名のTechCrunch読者はクライアントをダウンロードすることができる。またクライアントのVoIP機能をテストするために$5の無料通話がプレゼントされる。
ちなみに、SkypeのIMクライアントの最近のアップグレードはビデオチャット機能を一段と進化させている。

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(翻訳:Namekawa, U)




