科学者は地球上で最もソーシャルな人種ではない。Facebookで暇つぶしにバーチャルなパイ投げ合戦するぐらいならラボに篭って次の大発見に精出す方がマシという人が多い(例外もあるが)。 だがもし仮に自分の科学論文を全部オンラインでオーガナイズして、ラボのメンバーと簡単に共有できたとしたら、どうだろう?
そういうサイトならラボからオンラインに引っぱり出せるんじゃないか…とMark Kaganovichは踏んでいる。氏はバイオ科学とコンピュータサイエンスで学位を取って2年前にハーバードを卒業後、「Labmeeting」という会社作りに乗り出した。2008年5月にはシードラウンドでPeter Thiel、Kinsey Hillsその他のエンジェル投資家から50万ドルの調達を完了。そのLabmeetingが先週から晴れて公開となり、大学のメールアカウントを持ってる人なら誰でも使えるようになった。
ふつう科学者というのは論文、プロトコル、メモがオフィスに山積みになってて、人に渡すときはPDFで回す。そこでLabmeetingでは、科学者も学生もこうしたPDFを簡単にアップロードして整理・検索・共有できるようなドキュメント管理サイト実現を第一の至上命題としてサイトをデザインした。
科学者はグループを作ってラボの他のメンバーを招待し、お互いどこからでもアクセスできる論文の共有レポジトリも作ることができる。PDFはエンベッドしたScribdのウィンドウ内に表示となる(エンジェルのKinsey HillsはScribdにも出資している)。
Kaganovichはこう語る。:
僕らがやろうとしているのは、バイオ医学研究と医療コミュニティにおける情報配信・回収の方法を変えることですよ。
科学者はここで同僚に論文を推奨し、評点(印)をつけ、コレクションを作ったり、はてまた他の科学者が何を集めているかもフォローできる。科学者は個別にプロフィールページも開設できる。 自分の研究を通したやり取りなら互いの交流が育まれるチャンスも高いだろう。また、Labmeetingでは科学論文を誰が読んで書いて共有してるかを基にコミュニティがそれをどう評価してるかも把握できる。こうしたコミュニティ主導のランキングシステムの基盤形成にもなりそうだ。
Labmeetingは科学者・学生の個人利用は無料。Kaganovichは、いずれは製薬・バイオテク関連のような法人ユーザーを対象にサブスクリプション利用料を課金する予定という。
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(翻訳:satomi)


