Rocketboom、ソニーと7桁ドルで配信契約結ぶ
by Erick Schonfeld on 2008年8月6日

日刊ビデオブログ「Rocketboom」が配信・広告営業事業をソニー・ピクチャーズ・テレビジョン(Sony Pictures Television)に7桁ドルの保証金+収入シェアと引き換えに委譲した。 Rocketboomの番組は今後、ソニーが抱える動画サイト「Crackle」およびPS3、PSP、Bravia I-Link TVなどのプラットフォームで配信の運びとなる。

RocketboomファウンダーAndrew Baronはソニーを選んだ理由として、ソニーが抱える強力な配信網と、この提携ならば自分の会社のコントロールを維持できる点を決め手として挙げる(例えば1年前WallStripが$5M[500万ドル]でCBSに会社を売り渡したように、別のメディアバイヤーに会社を売却してしまうと、氏も大事なベイビー[自分の会社]を人手に渡さざるを得ない)。 このたびのディールは配信・広告提携として組まれたもの。万事首尾よく進めばさらに緊密な提携関係あるいは会社買収の可能性だって出てきそうだし、逆にうまくいかなければ契約期限が切れ次第、Rocketboomが配信・広告営業の権利を100%取り戻す展開となるだろう。

今のRocketboom配信網のYouTube、iTunes、Tivo、その他はノータッチで残る。こうした配信チャンネルの広告販売もソニーが一手に引き受ける。先のBaronによればRocketboom視聴回数は全チャンネル合わせて月間100万回超。場合によっては数百万ビューに急騰する月もあるらしい。が、RocketboomはWeb動画番組としては草分けの一つであるため、ずっと広告販売よりは動画を作る方が得意な会社という感じだった。

大手メディアカンパニーと提携することでRocketboomも顧客リーチを広げ、社長のBaronも提携成立のテーブルからいくばくかのマネーは手にできるだろう。でも、これでRocketboomはやることなすこと全てソニーの所有物と見なされることになる。ただし、それが必ずしも悪いこととは言えなくて、例えばあのCrackleもどん詰まりで行き場のない状態が長く続いていたが、やっと成長曲線が見え始めてきたところだしね。comScoreによると、Crackle.comの米国内ユニークビジター数は4月以降3倍に増え370万人に達したようだ(対するVeoh.comの米国内ビジター数は450万人)。

それにしてもこのディールで改めて考えてしまう疑問もある。Web動画のスタートアップはそもそも独立した事業体のまま成長できるんだろうか? それとも大手メディアカンパニーの配信パワー抜きにメインストリームにはなれない?

[原文へ]

(翻訳:satomi)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081124sonys-crackle-adding-web-shows-more-professional-content-comes-directly-to-the-web/ SonyのCrackleに新番組多数登場―プロ・コンテンツがますます直接ウェブへ

    [...] Sonyは今日(米国時間11/24)、エンタテインメント・ビデオサイトのCrackleをリニューアルすることを発表する予定だ。これに伴って、ロサンゼルスのコメディーグループによるThe Groundlingsやビデオゲーム番組のThe Jace Hall Show、ハリウッドの脚本家をホストにした5分間のトークショー、Anytime with Bob Kushellを始め、多数のウェブ向け新番組がスタートする。Reutersの記事によると、Sonyのメディア事業部であるSony Pictures Entertainmentでは、Crackleに従来の映画やテレビと同じレベルの高度な制作技術を投入しつつ、ただし番組の時間を短く―ほとんどが5分以内―することによって、〔YouTubeなど〕他のオンライン・コンテンツに近い印象を与えようとしている。Crackleの新しいシーズン(番組編成期)は来る12月1日に始る。この8月、Sony PicturesはRocketboomと契約して、世界でのあらゆるメディアへの配信の権利を得た。これによりRocketboomの毎日のショーがCrackle.comに登場する。Crackleのメディア・プレイヤーからRocketboom.comが見られるようになり、SonyPicturesの全ネットワークに配信される。この件について、RocketBoomのファウンダー、Andrew Baronのコメントはこちら。.Crackleは、Sonyが$65M(6500万ドル)で2006年の夏に 買収する以前は、Grouperと名乗っていた。Reutersの記事によると、CrackleにはNielsen Online Coの調査では10月に240万の訪問者があったという。一方Competeの調査では訪問者数はもっと多く、成長も順調なようだ。CrunchBase InformationCrackleInformation provided by CrunchBaseCrunchBase InformationSonyInformation provided by CrunchBase[原文へ](翻訳:Namekawa, U) ShowListings(“arc3″); ShowListings(“arc2″); AddClipsUrl = ‘http://jp.techcrunch.com/archives/20081124sonys-crackle-adding-web-shows-more-professional-content-comes-directly-to-the-web/’; AddClipsTitle = ‘SonyのCrackleに新番組多数登場―プロ・コンテンツがますます直接ウェブへ’; AddClipsId = ‘2CBE02C952CFE’; AddClipsBcolor=’#78BE44′; AddClipsNcolor=’#D1E9C0′; AddClipsTcolor=’#666666′; AddClipsType=’1′; AddClipsVerticalAlign=’middle’; 前の投稿へ トラックバック [...]