〔日本語版編集部:この記事の執筆者はCameron Christoffersです。〕
Y Combinatorが支援するスタートアップ、TicketStumblerが今日(米国時間8/5)ローンチした。ボストンに本拠をおくこの会社は2次的チケット、つまりStubhubやRazorgatororのようなチケット・ブローカーを通じて再販売されるチケットの市場を横断的に検索するデータベースの提供を目指している。kayak.comが航空券など旅行関連でやっていることをスポーツのチケットの分野でやろうとしていると考えればよい。ユーザーは従来多数のチケット販売サイトをいちいち検索する必要があった。このサービスでは、イベント、座席、価格などの条件によって多数のチケット販売サイトが横断的に検索可能になる。TicketStumblerはすでにいくつかのチケット・ブローカー業者と提携することに成功しており、さらにネットワークの拡張の努力をしている。現在、このサイトには150万件の登録があり、合計700万のチケットが検索可能となっている。
TicketStumblerのファウンダー、Dan HaubertとTom Davisは検索の正確性とユーザーインタフェースの使いやすさでこのマーケットのトップランナーを目指している。このサイトの主なライバルはコンサート・チケットにも力を入れているTickexだろうが、今のところこの分野に競争相手は多くない。

両サイトの検索結果を比較してみると、TicketStumblerのほうがレイアウトがすっきりしており、広告やeBayの出品やその他ごたごたしたアドオンが入らず、全般的に良好なユーザーインタフェースとなっている。検索結果は座席の配置によってソートすることもでき、ユーザーは座席と価格を両にらみしていちばん有利なチケット販売サイトを探すことができる。
TicketStumblerはチケットの販売情報を1カ所の統合することによってブローカー間の競争を促進し、また流通を効率化させることを目標としている。このサービスによってより大きなトラフィックが有利な価格を提供するブローカーサイトに誘導されので、ブローカーの競争努力を誘発することになり、結果としてチケット価格の低下につながるものとTicketStumblerでは期待している。提携ブローカーごとに条件は異なるが、TicketStumblerは、自サイトを通じて行われたチケットの販売から6-15%のコミッションを得る。
2人のファウンダーは「次のステップは提携ブローカーの数を増やすこと、カバーするスポーツの範囲をアマチュア、プロを問わずさらに拡張することだ。いつになるかは分らないが、将来はコンサート・チケットの分野にも進出したい」と抱負を述べている。再販売チケットは100億ドル規模のマーケットであり、大金が動いていることは間違いない。ユーザーの獲得は、しかし、インタフェースの出来不出来よりも、なんといってもどれだけ広範囲にスポーツ・イベントのチケットを取りそろえていけるかにかかっているだろう。
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(翻訳:Namekawa, U)




