株主による投票の再集計を行ったところ、株主の間には根強い不信感があり、CEOのジェリー・ヤンと社長のRoy Bostockが取締役会からほとんど追い出されそうな状況だったことが判明した。大株主のCapital Research and Managementが最初の集計に疑義を呈したために再集計が行われた(集計ミスの原因は委任投票の管理を行ったBroadridge Financial Solutionsにある。同社の信用は今やゼロだ)。ヤンとBostokに対する否認票の半分が集計されていなかった。当初はそれぞれに対する否認票は15%および21%と報告された。しかし実際にはヤンに対しては34%、Bostockに対するものはなんと40%にも上ったのだ。
実際の投票結果を見ると、両人が危うく取締役会から追い出されるギリギリのところだったことがわかる。そしてカール・アイカーンが全面的な委任状争奪合戦から手を引かなかったらどうなったのだろうかと考えたくもなる。取締役会全体をひっくり返すことは不可能だったにしても、社長とCEOを追い出すことには成功していたのではあるまいか。アイカーンとその一派のJohn Paulson、T. Boone Pickens(結局株を安価で手放すことをやめた)たちで、少なくとも投票の10%は握ることができた。少なくともBostockの首を召し捕るには十分だったはずだ(Paulsonの持つ4%の動向次第ではあるが)。そしてそこから生じる世間からの圧力により、ヤンを取締役会から追い出すこともできたのではなかろうか。
投資家たちが実際に何を考えているかに疑問をもっていたならばヤンとその一派も安閑としてはいられなかっただろう。再集計によると、株主は次のメンバーについても否認票を投じている。Ronald Burkleに対して38%、Arthur Kernに対して32%、そしてGary Wilsonに対しては28%だ。
まとめると、半数の取締役が追い出されかねないところだったということになる。アイカーンは誤認に基づいて矛を収めてしまったのだろうか。それとも3席の議席を手中に収めた現状は、5人を追い出すよりも良い結末だっただろうか。
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(翻訳:Maeda, H)





