IPOの扉がまた開く? 次世代バッテリー「A123 Systems」もIPO申請
by Erick Schonfeld 2008 年 8 月 9 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

IPO(新規株式公開)を夢見る企業が、また株式市場に果敢に挑んでいる。今朝(米国時間8/8)はRackspaceがIPOを果たし、今日はナノテクのバッテリー製造企業「A123 Systems」がIPO登録申請の書類(S-1)をSEC(証券取引委員会)に提出した。ボストンが拠点の同社は、このIPOで$175M(1億7500万ドル)の調達を目指している。同社は既にベンチャー投資でセコイア、ゼネラルモーターズ、モトローラ、クアルコムなどから$132M(1億3200万ドル)の資金を調達済みだ。

A123 Systemsは電気自動車、ハイブリッド自動車、小型ポータブル端末向け次世代リチウムイオン・バッテリーの製造を手がけており、GMとBlack & Deckerとは緊密な取引関係がある。マサチューセッツ工科大学(MIT)から生まれた企業で従業員は既に1100人を数え、R&D部門だけで150人という陣容。バッテリー製造にはかれこれ2年の実績がある。2008年第1四半期の収益は$10.3M(1030万ドル)で、2007年の年間売上高は$41.3M(4130万ドル)。キャッシュをかなり食いつぶしており、前四半期の純損失は$14M(1400万ドル)、昨年は$31M(3100万ドル)の損失を出している。

しかも損失は今日明日には止まるという目処もない。S-1の書類にはこう書かれている。:

当社は2005年に$17.0M(1700万ドル)、2006年に$29.1M(2910万ドル)、2007年に$56.1M(5610万ドル)、2008年3月31日までの3ヶ月に$13.5M(1350万ドル)の資金調達を行っているが、このような調達活動が始まる前はキャッシュフローは赤字だった。当面は製造キャパ拡大、研究開発・営業マーケティング・総務・管理経費の負担増のため今後も多額の資本支出に伴い、赤字のキャッシュフローは続くことが予想される。

とは言え、A123 Systemsが話題株になることは間違いない。電気自動車の未来を信じる人なら、これはその未来に投資するひとつの方法だ。無論、ほかの会社も電気自動車向けバッテリーの実現には取り組んでいる。Apteraもあるし、Tesla Motorsも自社電気自動車の製造に加えメルセデスベンツに電気バッテリーを供給する契約がある。ただし、どちらもまだ非上場のプライベートカンパニーだ。

以下はA123 Systemsの損益計算書。:

[原文へ]

(翻訳:satomi)

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