YahooのFire Eagle、位置情報プラットホームを一般公開
by Jason Kincaid 2008 年 8 月 13 日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

本日(米国時間8/12)YahooのBrickhouseに、開発者グループ、プレス関係者、共同ファウンダーDavid FiloはじめYahoo幹部らが集結し、同社の位置情報プラットホーム、Fire Eagleを公開した。Fire Eagleを使うと開発者が最少限の作業で、アプリケーションに位置情報を入れられるようになる。同プラットホームは昨年11月に発表され、それ以来Six Apart、LightPoleをはじめとする一部の選ばれたパートナーによって展開されていた。今日の公開によって提供範囲を拡大し、誰でも使えるようにする。

Fire Eagleでは、ユーザーが、対応するデバイスまたはサイトから自分の位置情報を更新すると、どのパートナーサービスにでも情報を送り出すことができる。つまり、私がジオタグ付写真のPownceメッセージを送れば、Fire Eagleが自動的に私のブログとソーシャルネットワークプロフィール内の位置情報を更新するようにできるということだ。ユーザーはいつでも位置情報の更新を止めることができるほか、特に妄想癖のある人なら位置情報を偽ることも可能。

発表では、Six ApartPownceOutside.inという既にFire Eagleを組み込んでいるパートナーによるデモが行われた。Six ApartのMovable Type用プラグイン は、既に今年の3月から提供されており、ユーザーが自分の記事にジオタグを付けることや、ブログ上の地図を頻繁に更新することなどが可能になっている。Pownceは、今日Fire Eagle対応を公開し、同サービスのほぼ全部のファイルおよび共有デバイスにジオタグを付けられるようになる。将来Pownceでは、ユーザーが他のユーザーのメッセージを場所ごとに読めるようにする予定だ。

Fire Eagleに関して私がいちばん気にしている(そしてYahooも自身もよくわかっている)のが、パートナーのサービスに位置情報の更新を停止させる方法が標準化されていないことだ。ユーザーはFire Eagleの現在の状態(含まれているのは現在位置のみで、ログは取られていない)に関しては自由に制御できるが、ユーザーが登録したパートナーサービスには、永久に位置情報履歴が表示され続けることもあり得る。Fire Eagleによると、パートナーサービスはサービス利用規約の一環として、ユーザーが自分のメッセージを削除できるようにすることが義務付けられているということだが、これを強制するのは困難だろう。結局は、ユーザー自身が情報を与える相手として信頼できるサービスを選ぶしかない。

ともあれ、Fire Eagleの使いやすさと比較的低い参加障壁(既存のYahoo IDを使える)に加えて、近隣型のソーシャルネットワークやサービスが伸びてきていることを考えると、開発者にもユーザーにも人気がでることだろう。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)

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