Twitterのフォロー人数制限で大騒ぎ。でも大勢をフォローすることに意味はある?
by Erick Schonfeld on 2008年8月13日

Twitterが、他のTwittererをフォローできる人数に制限を設け始めた。何人までフォローできるのかは種々の条件によって異なるが、(Robert Scoble以外の)普通のケースでは2,000人に設定されているようだ。これによりブログ界に一部狼狽を引き起こしているようだ。Twitterが言論の自由を制限しているなどと考えるむきもある。しかしそれは違う。フォロー可能人数の制限はスパム対策だ。また、それと同時にスケーリングの面でも有益かもしれない。

現在のところ、フォロワーを何人まで受け入れられるかという面に制限はない。また何人かの人はフォロー可能人数制限の適用除外となっている(Scobleは21,000人をフォローしている)。しかし普通の人にとって、数百人以上をフォローする機能が果たして必要なのだろうか(フォローしたときに、相手もフォローしてくれないと怒る人のためにはfake followが必要だろうけれども)。

Twitterの強みは、フォローしている人数よりも、フォローしてくれている人数に関係している。フォローしてくれる聴衆がいることで、外見的には公開されているやりとりであっても、発言者にとっては観客を集めて直接語りかけ、返答も親しい関係の中で行われるようなイメージを醸成している。

フォローすることのできる人数の制限はこのダイナミクスに則ったものだ。Tweet(つぶやき)の公開は、それは1対多のコミュニケーションになる。他の人のつぶやきをフォローするのは多対1の奔流に身を投げることで、直ちに制御不能となってしまう。

このような流れの中、2000人以上をフォローする人に対して課金してはどうかという話が出てきている。しかしそれがビジネスになるようには思えない。Twitterのヘビーユーザは稼働時間保証や機能追加の方に興味を持つだろう。Twitterがヘビーユーザに課金しようと思うなら、非常にたくさんのフォロワーを抱えるユーザに課金するというのが理に適った考え方だ。つまりそういったユーザはTwitterが使えなくなった際に失うもの(つまりは聴衆)が多いのだから。但しこれは課金を嫌うユーザの逃げ場がないときにのみ有効な方法だ。現状ではFriendFeedやIdenti.caに、ユーザを奪われることになってしまうだろう。

尚、Twitterの共同設立者のEvan Williamsは、我々の行ったインタビューに対しても回答してくれたように、ヘビーユーザに課金するビジネスモデルではなく、商用ユーザに課金する方向で考えているとのことだ。これは正しい方向性だと思える。ヘビーユーザに負担を強いることはすなわち、ヘビーユーザ及びその観客たちを他のサービスに移行させることに繋がるからだ。

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(翻訳:Maeda, H)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20080813barack-obama-overtakes-kevin-rose-on-twitter-mccain-is-nowhere-in-sight/ TechCrunch Japanese アーカイブ » オバマ、Twitterフォロワー数で王者ローズを下す(マケインはマの字もなし)

    [...] このTwitter東西横綱の違いは何か? オバマは自分のことフォローする人は全員片っ端から自動的にフォローしているのだ。それ以外の人も追ってるので、全員合わせて5万9474人もフォローしている。きっとオバマのことだから、その全てのTweetに目を通しているに違いない(大統領候補たちには2000人の人数制限はない)。 ローズはもっとフォローする相手を選ぶので、追うと言ってもたったの97人だ。―ところがなんとその中に、BarackObamaもいるのだ! [...]

  • http://yoshy.wordpress.com/2008/08/14/links-for-2008-08-13/ links for 2008-08-13 « 個人的な雑記

    [...] TechCrunch Japanese アーカイブ » Twitterのフォロー人数制限で大騒ぎ。でも大勢… (tags: twitter) [...]

  • http://twitter.com/attrip attrip

    2000人以上フォローが課金になったらぼくは、一件1円なら/年やるかな