オンラインで個人の財政管理をするサービス、Mintがサイトのデザインをリニューアルした。新しいサイトは旧版にくらべてデザインがずっとすっきりしたものになった。従来のバージョンは、グラフィックは美しいものの機能の紹介を急ぐあまりややごたついた印象を与えていたが、新しいバージョンは機能を使いやすく提供する目的に徹している。現在のところ、リニューアルは主としてメンバーでなくても見ることができる部分に限られているが、メンバーのみが利用する部分のリニューアルも数週間以内に予定されているという。
これだけであれば通常は大きなニュースではないが、私が興味を引かれたのは、Mintは一部のサイト訪問者をランダムに選んで新しいデザインのテストを続けてきた点だ。それによると、新しいデザインの方がサイト訪問者がユーザー登録する率(コンバージョン率)が20%もアップしたという。
CEOのAaron Patzerは「われわれの現在の成長率からすると、この違いは1年で何十万というユーザー数になる」と述べた。前回われわれわれがチェックしたときには、Mintには35万の登録ユーザーがおり、総額$11B(110億ドル)の資産を管理していた。現在はこの数字はもっとずっと大きくなっているだろう。
たいていのスタートアップは核心となる機能の開発とメンテナンスに忙しく、インタフェースなどの新しいコンセプトのユーザーテストに割く時間はあまりないのが普通だ。しかし、ときには立ち止まって使い勝手の改善に何ができるか考えてみるのもよいことだ。それが、結局、大きな収穫をもたらすことがある。
昨年ローンチして以来、Mintはローンの現状のモニタや投資の成績の管理など新しい機能をいくつも追加してきた。しかし、こういった機能は多くのユーザーにとってすぐに目に見えるものではなかったのに対して、デザインのリニューアルは誰の目にも一瞬ではっきり分る。
Mintを利用するとユーザーはQuickenのような財政管理プログラムを利用するよりずっと少ない手間で自分の収支を記録して、分りやすいグラフにして一覧することができる。ただ、この目的については十分に機能するものの、残念ながらMintには現在まだ資金移動の機能はない。Mintを利用して支払いを行うことはできず、そのためには依然として金融機関のサイトを訪問する必要がある。
今回のアップデートで、Mintは個人向けの節約法、たとえばクレジットカードの利用額、外食支出などを減らすためのガイドをもリリースした。
Mintは2007年のTechCrunch40で総合最優秀賞を得ており、現在までに$17M(1700万ドル)のベンチャー資金を調達している。
新しいデザインのサンプルを下に掲載した。最初のスクリーンショットでは旧が左、新が右だ。


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(翻訳:Namekawa, U)





