ここが自社スタートアップ「CrunchBase」にリンク飛ばし過ぎだとして、ティム・オライリーが髪をかきむしっている。 自己リンクなど許しがたい行為だと告発し、ニューヨークタイムズと同類だと言っている(この文脈では褒め言葉にならない)。 記事(先ほどリンク済み)の中で氏は、僕らがCrunchbaseにリンクを飛ばすやり方と、ニューヨークタイムズが常習的に自己リンクするやり方を以下のように関連付けている。:
Techcrunchでは記事の中に出た企業に直接リンクを張るのではなく、自社が運営するサイトにリンクを張って、そちらで企業の追加情報を提供している。先日ニューヨークタイムズでも同じ行為が目についた。リンクをクリックしたら、同じテーマでタイムズが掲載した過去記事の検索結果が出てくるんだ(検索ヒットがほとんどなくても広告はドッサリ出てくるのだ)
これは単にティムの勘違い。ニューヨークタイムズに比べたら、ここなんてまだ序の口である。タイムズはえてして自社以外の権威メディアにリンクを張る面で立ち遅れが目立つ、それは僕もティムの言う通りだと思う(ただしそれも見る場所がどこかによって異なる。同じNYTでも一部の記者ブログは徐々に外部リンクを張るようになっている。そのうち新聞社の残りの部門もそういうことを気にするようになるだろう)。
CrunchBaseに限って言うなら、是が非でもここからあの企業プロフィールにリンクしなくてはならないという厳密な取り決めはない。 CrunchBaseの企業概要にリンクすることもあれば、企業のサイトに直接リンクする場合もある。僕はなるべくどちらもやるように心がけている。時には面倒くさくなったり、急ぎの原稿だったりで、リンク片方だけになったり、(ゴホン)リンクそれ自体サボることもある。が、僕自身は例えば記事の中のロゴの画像からはCrunchBaseの企業概要にリンクを張って、本文初出の社名のリンク先は企業サイトにするやり方が好ましいと思っている。
こうすることでWebの価値を損なっているんだろうか? 僕は情報は多ければ多いほどいいと思っていたんだが…。オライリーはそれでもとにかく自己リンクの風潮に不吉な警告を投げかけている。:
このトレンドが広まる時(“もし”ではなく“その時には”と言っておく)、これはWebのユーティリティーにかかる税金となって、中間介入のページのユーティリティーでバランスを取る必要が出てくる。どこを探しても他では簡単に見つからない、本当に役に立つ、価値ある情報を持つページ作りに成功してるサイトなら、それも許容範囲の税金だろう。実際、読者にとってはサイトの価値を高めるものだし、有益なことでもある。
念のため言い添えておくが、オライリーはCrunchBaseの外部ソースにリンクを張る姿勢については褒めてくれている。僕らがなるべくCrunchBaseにリンク飛ばそうとしている、という氏の指摘も当たっている。でも、それは本当に優れた情報源だと思っているからリンクを飛ばしているに過ぎない。CrunchBaseに行けば読者は一目で会社の全容が把握できるし、時間の節約にもなる。各企業プロフィールではその会社がやっている事業内容、調達金額、ファウンダーと投資家の名前、競合他社はどこか、簡潔にまとまっている。最近ウェブに出たその企業関連の記事一覧も出ている。
あとそう、閲覧は無料だしね。M&Aや買収に使える情報も盛りだくさんだが、それでお金を取ろうとは考えていない。それどころかCrunchBaseにある情報はCrunchBase APIを使って誰でも外に持ち出せるし、自分のウェブサイトの目的にぴったり叶う内容に置き換えて活用も可能だ。
オライリーは自らの経験から、自己リンクに対処する心構えをこう説いている。:
このようなデスティネーションサイトの作り手は、どんな他の外部リンクよりも自分のつくるページの方が本当に読者にとって価値あるものにするよう、まずは心がけることだ。
これも全く彼の言う通り。で、CrunchBaseもこのテストは余裕でクリアしている。僕が言う言葉を真に受けないで、自分の目で確かめてみるといい。どれか自分が好きなWebスタートアップの名前をいくつかグーグル検索すると、ほぼ間違いなく検索結果のトップページにCrunchBaseの企業プロフィールが出てくるのが分かると思う。 無名のスタートアップだけじゃない。TwitterやFriendfeedで検索しても結果は同じ。TechCrunchはGoogleジュース(ページランク)が高いが、それでも単独であそこまでは達成できないと思う。
(画像クレジット:Dan4th Nicholas)
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(翻訳:satomi)




