2008年の始めにスタートしたポートランドのIterasiでは、ブラウザでページを閲覧しているユーザが閲覧状態のままでWebページ全体をブックマーキングできる(画像なども含めてすべて)。URLとその説明データをブックマークするだけのDelicious流のやり方と違って、IterasiではユーザがWebページのWayback Machineふうのコピーを作れる。それには、サインインしている/いない、現時点でのクッキーの値、といった動的な状態も含まれる。〔訳注:こういうのはブックマーキング(bookmarking)ではなく、アーカイヴィング(archiving)とかsnapshotと呼ばれる作業なり。〕
これは、今夕(米国時間8月20日)私が作ってセーブした、その時点のTechCrunchのサイトのコピーだ。
ページのセーブはブラウザのプラグインが行う。昨日までプラグインはWindows上のIEとFirefox用しかなかったが、本日、Mac上のFirefox用が提供された。サービスをWindowsユーザ以外にも広げていく第一歩だ。そしてそれだけでなく、新たにスケジューリング機能が加わった。これが重要。
それまでユーザは、サイトを手作業でブックマークしていた。そのときかぎりの利用ならそれでもいいが、ひとつのサイトの変化の歴史を保存したい/見たいなんてときには、定期的なセーブをいちいち手作業でやるのはたいへんだ。つい忘れることだってある。
これからは、その苦労がない。指定したフォルダへの自動セーブをスケジューリングできる(毎日でもよい)し、タグを付けたり、日付でソートすることもできる。それに、すべてのページが完全にインデクシングされ、検索ができる。

Iterasiは完全に無料だが、創業者のPete Grilloは、そのうち特殊な有料サービスの提供を開始すると言っている。
欠点は、プライベートなアカウントに結びついているページをセーブしたとき、そのプライベート性が自動的にセットされないこと。ただし、個々のセーブにプライバシーを設定することはできる。デフォルトでは全面公開で、サインオンやクッキーのような動的情報もセーブされるから、個人情報が漏れる可能性がある(たとえばGmailのページを、プライバシーの設定を忘れてデフォルトでセーブすると、メールヘッダの情報などが公開されてしまう)。
また、いくつかの理由で、Iterasiはすべてのブックマーキングをユーザのコンピュータ上で行う〔ただしアーカイヴがユーザ機のハードディスク上に作られるわけではない〕。だからスケジューリングが機能するためにはコンピュータをonにしておかなけらばならない。そうしないと、次のブックマーキングは次にあなたがコンピュータの電源を入れたときに行われる。コンピュータを常時onにしていない人は、このサービスのいちばんおいしいところを味わえない。
でも総合的に見れば、Iterasiはとても優れたサービスだ。とくにスケジューリング機能によって、このサービスは各種の研究調査に不可欠なツールになっている。
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(翻訳:hiwa)




