Warner Brothers、不死鳥のごとくよみがえってHuluに挑戦
by Jason Kincaid on 2008年8月27日

Warner Brothersはしばらくお蔵になっていたテレビ・ネットワークをTheWB.comという名前で、テレビ番組のハブとして明日から再開する。いくつかのテレビ局が広告入りのテレビ番組のストリーミングを始めてからしばらく経つが、高度な検索エンジンが提供され、ユーザーは番組から好みのビデオクリップを切り出してマッシュアップできるなど、TheWB.comはライバルに比べて機能の点で大きくまさっている。

TheWBの機能でいちばん感心するのは、なんといってもビデオの検索機能だろう。ユーザーは語句でサイトを横断して番組を検索できる。この検索機能を提供しているのはDigitalsmithsで、番組内のセリフを音声認識技術により自動的にテキスト化し、インデックスを付与する。実のところ、この検索はそこそこの成功率(およそ50%)だが、うまくいった時にはすごい機能だと驚かされる。私はSmallville〔ヤングスーパーマン〕という番組でこの検索をテストしてみた。通常の辞書にない珍しい言葉(たとえばKryptonite〔クリプトナイト〕はマッチしない)の検索には問題があるようだったが、他の単語ではすべてうまくいった。(Clark Kent〔クラーク・ケント〕は検索できた)。

またこのサイトでは、ユーザーは多くの番組で、動画の一部分を切り出し、オンライン版のAdobe Premiere Expressを使って好みの編集を加え、エンベッド可能なビデオクリップを作ることができる。熱心なファンの一部はこの機能を使って楽しんでいるものの、このオンライン版動画エディタは作動が不安定で使いにくかった。しかし、多くのサイトがユーザーにエンベッド可能なビデオクリッップを作らせることをためらっている―まして自由に編集、加工させるなど夢にも思わない中で、これは立派だ。コンテンツについては、ローンチ時点で、TheWB.comは以下のようなWarnerBrothers および他のテレビ局制作の人気番組を提供している。Friends、The OC、Veronica Mars、One TreeHill、Gilmore Girls、Buffy the Vampire Slayer、Angel、Smallvilleなど。またこのサイトには、ウェブ向けに特別に制作された番組も多数提供する。

ライバルと比較してTheWBの機能は立派だが、コンテンツのバラエティーでは複数のネットワーク局が協力して運営しているHuluには大きく劣る。とはいうものの、無料(かつ合法的な)テレビ番組の配信サービスがまた一つウェブに登場したのは歓迎した。また先進的な番組検索機能だけでもTheWBは(Hulu以外の)個別ネットワークからきわだっている。

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(翻訳:Namekawa, U)

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081113digitalsmiths-lands-another-12-million-for-video-fingerprinting-and-search/ 動画指紋・検索技術の「Digitalsmiths」が$12Mの追加資金調達

    [...] 同社が初めて僕らのレーダーに引っ掛かったのは、ワーナーブラザーズがDigitalsmithsの技術を使って、登場人物が各場面場面にしゃべる台詞でTheWB.comの動画アーカイブを検索可能にしたと発表した時だ(その新機能紹介のエントリはこちら)。 似たソリューションは、ライバルのBrightcoveを締め出してDigitalsmithsを採用したタイムワーナー傘下の「TMZ」でも利用可能になっている。 [...]