名刺とはきっぱり手を切る必要がある
by Jason Kincaid on 2008年8月28日

名刺は消えるべきである。みんなわかっていることだ。面倒くさくてなくしやすいしパソコンのアドレス帳に入力しない限りほとんど役に立たない(森林破壊でもある)。携帯電話市場が名刺の窮地を救ってくれるはずだったのに、連絡先データの標準フォーマットに従うこともなく、端末メーカーは独自のソリューションを提供するか何もしないかだ。

FriendBookはTapulousのiPhoneアプリケーション。答えを持っているかもしれないと思われた。このアプリは物理的な「ハンドシェイク[握手]」を使って情報を交換する。iPhoneを2台並べて握手すればよい。iPhoneでしか使えないとはいえ、他の電話機の似たようなアプリの先べんを付けるはずだった。しかし、昨日(米国時間8/27)Friendbookは、開発リーダー(Tapulousの共同ファウンダーでもある)のMike Leeが退職したことによって、危機にさらされている。もう希望はないのだろうか。

rmbrME(”remember me”)のCEO Gabe Zichermannは、自分のスタートアップが答えを持っていると考えている。このサービスは一般のSMSまたはウェブアプリを使って、連絡先情報の転送を起動するので、ほぼどんな電話機でも利用できる。rmbrMEは当初昨年の春に有償モデルで開始された(新しく連絡先を追加するたびに50セント支払う必要があった)。しかし、このモデルへの反応が悪いことがすぐにわかったため、rmbrMEは現在無料で、ただし将来はプレミアムサービスを用意する計画だ。

rmbrMEを使い始める前に、自分の標準的な連絡先情報とさまざまなソーシャルネットワーク上の自分宛のリンクを含めたプロフィールを設定する。新しく連絡先に入れる人と会ったら、相手のメールアドレスまたは電話番号をrmbrME指定の短縮番号宛にテキストメッセージで送る。するとrmbrMEがSMSまたはEメールで、その新しい連絡先に対してユーザの詳細情報へのリンクを送り、自分のプロフィールを作ってもらってこちらで受け取れるように依頼する。

Zichermannによると、このプロセスを開始するのには3秒もかからないという。連絡先のメールアドレスをrmbrMEに送りさえすれば、残りは後でもできる。とはいいながらも、ユーザーはアカウントを作り、サイトにログオンして、そこから連絡先情報をダウンロードしなければならない。重要な連絡先のためならいくつか手順に従ってもいいと思うだろうが、このプロセスは複雑すぎる。一度に多くの人と会ったときはなおさらだ。rmbrMEは、旧態依然の名刺よりは一段進歩しているが、現時点では究極の答えにはなっていない。

それでは答えは何だろう。端末メーカーは、端末間で電波を通じて近接度に基づいて交換する方式を統一する必要がある。電話機をサッと取り出し、近くにいる知り合いを検知したら承認ボタンを押す。Palmは10年前からこれをやっているが (ただし形式は独自)、メールのやりとりや、代替案については未だに手探り状態だ。

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(翻訳:Nob Takahashi)

  • http://idea-clip.jp/sbm/story.php?id=411 pligg.com

    名刺とはきっぱり手を切る必要がある…

    名刺は消えるべきである。みんなわかっていることだ。面倒くさくてなくしやすいしパソコンのアドレス帳に入力しない限りほとんど役に立たない(森林破壊でもある)。携帯電話市場が…

  • http://www.takeuchimasahiro.com/blog/archives/192 1,000冊読書感想文を書くとどうなるか?

    名刺がテクノロジーで代替されるべき4つの理由 re:名刺とはきっぱり手を切る必要がある…

    TechCrunchの記事より。名刺とはきっぱり手を切る必要がある
    名刺は消えるべきである。みんなわかっていることだ。面倒くさくてなくしやすいしパソコンのアドレス帳に入力しない限りほ….

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20081014nameo-single-button-business-card-replacement-for-the-iphone/ TechCrunch Japanese アーカイブ » Nameo:iPhone用ワンクリック名刺

    [...] 何か月か前にiPhoneアプリケーションデベロッパーのTapulousがFriendBookを発表した。携帯電話同士を重ね合わせて連絡先情報を交換できるアプリで、面倒でかさばる名刺に代わる楽しくて簡単な製品だった。残念なことに、FriendBookはTapulousの人事異動の余波を受けて未だに公開されていない。rmbrMEなどの選択肢もいくつかあるが、近くにいることを利用したワイヤレス通信の簡便さを持つものはひとつもない。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090104me2-swap-contacts-on-your-iphone-to-the-nostalgic-squeals-of-a-56k-modem/ Me2:懐かしい56Kモデムのような音を使って連絡先情報を交換するiPhoneアプリケーション

    [...] 名刺というものに苛立ちを感じていることは常々公言している。Me2も紙の名刺を置き換える役には一切役立たないだろう(Bluetoothなどの無線技術を使う方がセキュリティ的にも安心で厄介も減ると思うのだが)。しかしそれでもアイデアはクールで、新規性はないにしても試してみる価値は十分ある。 [...]

  • http://jp.techcrunch.com/archives/20090506meatcards-print-your-business-cards-on-beef-jerky-with-a-frickin-laser-beam/ MeatCards:リッパなレーザー加工によるビーフジャーキー製名刺

    [...] 個人的には名刺が大嫌いで以前の記事にもそう書いている。写真や動画をワイヤレスで秒単位に交換できる時代に、なくしてしまいやすくかつ環境にもやさしくない紙なんかをわざわざ交換する意味があるんだろうか。ただ、私は発した言葉を取り消す、というか、飲み込んでしまわなければならないかもしれない(私の、というか、あなたの、だろうか)。 [...]

  • http://www.kgrand.jp/index.php/2009/05/11/%e6%8f%a1%e6%89%8b%e3%81%af%e9%87%8e%e8%9b%ae%e3%81%a7%e4%b8%8d%e6%bd%94%e3%81%aa%e9%a2%a8%e7%bf%92%e3%81%a0%e2%80%95%e3%82%82%e3%81%86%e3%81%8d%e3%81%a3%e3%8 握手は野蛮で不潔な風習だ―もうきっぱり止めよう! | KGRAND ONLINE NEWS

    [...] 私は時折この場を借りて長年気にかかっている問題について文句を言ってみることがある。私はeメール、ボイスメール、名刺などに文句を言ってきた。しかしこれらの問題を全部寄せ集めたよりもずっと私が気に入らない風習が一つある―みんながいたるところやっている握手だ。 [...]

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    [...] 昨年の夏にぼくは、名刺の悪口をさんざん書いた。名刺は“ノン・デジタルで手渡しされる最後の情報であり、しかも今や何の役にも立たない”と書いたし、それから10か月後の今でも、ますますそう思っている。握手もそうだけど、名刺もやはり、無意味で面倒な過去の遺物だ。もらった名刺は引き出しに放り込むから、引き出しは名刺の洪水になり、ますます厄介者だ(ビーフジャーキーで作った名刺なら歓迎するが)。もちろん、名刺スキャナーを使えばデジタイズできるが、そもそも名刺がなければそんなものも要らない。 [...]

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    [...] 少々昔のことになるが、名刺というものの非合理性についての記事を書いたことがある。ゴミになるし、情報が必要になったときには干し草の山から針を探し出すような努力を強いられてしまう。残念ながら依然として名刺は使われ続けているが、名刺の不便さをなんとかしようとするサービスもいろいろと出てきてはいる。本日紹介するのはCardMunchというiPhoneアプリケーションだ。名刺の写真を撮ると、その情報がiPhoneのコンタクトリストに登録されるようになる。アプリケーションは$2.99で、10件分のカード処理クレジットがついている(名刺1枚につき1クレジットが必要となる)。10枚目以降については名刺1枚あたり25セントの処理費用がかかる。 [...]