AppleはなぜPhoneアプリの累積人気ランキングを公表しないのか?
by Jason Kincaid on 2008年8月31日 append.gif この記事をBuzzurlにブックマークする

AppleのApp Storeには簡単な流通方法と膨大なユーザーベースへのアクセスを利用しようという優秀なデベロッパーが群れ集まるようになった。店開きしてからまだ2ヶ月にもならないが、ユーザーベースは巨大になっており、数百万ドルの売り上げを達成しているものもあると報道されている。しかし大成功の一方で、欠陥もまた目につく。 特に奇妙なのは、Appleがユーザーにアプリケーションを紹介する方法だ。

App Storeのもっとも歴然たる欠陥は、アプリケーションの累積ダウンロード回数による人気ランキングが発表されていないことだ。現在発表されている2つTop Appsリスト(有料アプリと無料アプリ)は、順位が毎日、あるいは数時間ごとに入れ替わる。それに伴って、常に最近リリースされたアプリが上位を独占する結果となっている。現在リストの半分を過去10日間にリリースされたアプリが占めている。これはAppleにとっては好都合だろう。多くのユーザーがiTunesを訪問するとまずTopAppsリストを見る。Appleとしては常にユーザーを喜ばせるような新しいオモチャを展示しておきたいところだ。

しかし、そうなると、誰でもインストールしておくべきアプリケーションはどうなる? 何十万(何百万ではないにせよ)ものユーザーがダウンロードしているが、新しいユーザーの増加がヤマを越してしまったのでトップ・アプリのリストに載らないようなアプリについてはどうなのか? たとえば、iPhoneをスピーカーに向けて構えると今流れている曲名を教えてくれるアプリ、Shazamは16位なので、リストのトップページには載らない。iPhoneでいちばん人気のあるゲームの一つ、Tap Tap Revengeは20位に落ちている。TwitterクライアントのTwitterificは、App Storeのローンチ当初にトップ10入りしていたが、現在ではトップ・アプリのリストから完全に姿を消した。

こういう状況が続くようだと、最良のiPhoneアプリでも新しいアプリにはかなわない―デベロッパーとしては本当に役に立つアプリをじっくり作るより、なにがなんでも新しいアプリを次から次に作らざるを得ないことになる。Appleのファンは磨き抜かれた機能こそ評価するはず。Appleが他のプラットフォームの場合も問題になったスパム的なアプリケーションを優遇するような政策をとっているとすれば残念だ。

[原文へ]

(翻訳:Namekawa, U)

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