
MultiTouchは、その名のとおりマルチタッチテクノロジの専門企業だが、本日(米国時間8月31日)世界初のマルチタッチ液晶モジュールを発表した。これを使うと、複数の液晶画面をタテヨコに集めたテーブルや壁面スクリーンを任意のサイズで作れる。
モジュールはMultiTouch Cell(セル)と呼ばれ、個々の液晶ユニットはサイズが32インチまたは46インチで、HD(ハイビジョン)にも対応している。セルは縦置きでも横置きでも可、複数並べると巨大なマルチタッチスクリーンが出来上がる。壁一面は要らないという人は、ささやかにマルチタッチコーヒーテーブルでもいい。
MultiTouch Cellは、MicrosoftのTouchwallに対する同社の答えだ。Touchwallについては今年の5月に記事を載せたが、それは表面をスキャンする3本の赤外線レーザーとカメラを使って、何かがレーザー光線を遮ったときにその情報をMicrosoftのPlexというソフトに送る。MultiTouch Cellはそれと違って液晶表示装置を使い、同社によれば、耐久性の点で現在のプロジェクター方式のシステムより優れている。プロジェクター方式なら寿命は3千時間、これに対してMultiTouch Cellは5万時間だそうだ。このほか、画像の解像度、コントラスト、色彩のクォリティなどの点でも、より優れている。

ユーザは接続に頭を悩ますことなく、必要なだけの台数、単純にこの液晶モジュールを買って並べればよい。各液晶モジュールがHDMI、FireWire、およびUSBポートをサポートしていて、Mac、Linux、またはWindowsコンピュータに接続できる。そしてスクリーン全体が一つの巨大な画像を表示したり、あるいはそれ以外のセットアップもできる。
MultiTouch Cellがプロジェクターのテクノロジでなく液晶を使うからといって、ユーザはとくにお金の面で有利になるわけではない。46インチの製品がほぼ16,000ドル(ソフトウェアを動かすための完全構成済みのLinux PC付き)、PCなしなら14,700ドルだ。32インチでHD対応ならLinux PC付きで8,300ドル、PCなしでほぼ7,200ドルだ。
MicrosoftがSurfaceコンピュータを発表して以来(その現在の小売価格は約1万ドルで、一部のAT&Tの店で見かけるが)いろんな企業がマルチタッチのブームに便乗してきた。しかし今のところは、開発費用が極端に高いし、企業は消費者の購買力に見合った価格引き下げに成功していない。Microsoftとしては、Surfaceを2011年には消費者に提供できると主張しているが、私は期待しない。
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(翻訳:hiwa)




