
Symbianは火曜日(9月2日)に第二四半期の財務データを発表した。この、Nokiaが所有する企業は、売上台数が1,960万台で昨年同期を上回ったと述べた。これは高い数値のように見えるかもしれないが、実際には過去半年で、Symbian OSを使ったモバイル機が159種類も発売された。その間、RIMからは数機種、Appleからはわずか1機種である。
Symbianの公表データでやけに目立つのは、前年比成長率がわずか5%であることだ。Gartnerによれば、この第二四半期で携帯電話の売り上げは12%増加している。また、Appleが毎週80万台売っていることを考えれば、Symbianは市場を失いつつあるのかもしれない。
しかしSymbian OSはもうお呼びでないと宣言するのは早すぎる。まだOS市場で高い市場占有率を維持しているし、AppleやRIM、そしてもうすぐGoogleとの厳しい競争にさらされる中で、早々にSymbianに追いつけるほどの企業はほとんどない。
ただし、誰も追いつけないという意味ではない。Appleは発売直後の2か月でiPhone 3Gを600万台売ったし、売れ行きが鈍る気配もまったくない。
iPhoneがSymbianを追い抜くために何が起きることが必要か。それを、iPhoneの年間成長率が300%、100%、50%という三つの想定で考えてみよう。これらの数字の現実性を知っていただくために、今年の9月30日に終わる四半期のiPhone 3Gの売り上げは、9月中も各週80万台のペースが続くと仮定すれば、昨年同期の第一世代iPhoneの900%増である、と申し上げておこう。
シナリオ1:売り上げ増加率300%
300%は大きな推定だが、でも本年の前年同期比900%に比べると相当な減速だ。Symbianは成熟した技術なので四半期の売上増加率がわずか5%であると想定しよう。これにAppleの前年比300%をぶつけると、iPhoneがSymbianの地位を奪うのは来年の10月、その四半期の売上台数はSymbian 2600万台に対してiPhoneは3000万台だ。
シナリオ2:売り上げ増加率100%
第二のシナリオは、推定増加率100%だ。この率を維持することも相当ヘビーな課題だが、これまたやはり、誰かが感じるほど途方もない数字ではない。この推定では、Symbianはさっきと同じく5%とする。そうすると、iPhoneがSymbianの地位を奪うのは2010年の9月以降だ。その四半期でSymbianの売り上げ3100万台に対してiPhoneは3800万だ。
シナリオ3:売り上げ増加率50%
最後は、iPhoneの各年の成長率が50%だったらどうなるか推計してみよう。Symbianは同じく5%、iPhoneが50%だ。こう想定すると、iPhoneがSymbianを追い抜くのは2012年の9月以降だ。そのとき、四半期の売り上げはSymbianの4600万台に対してiPhoneは4800万である。
最終的にiPhoneは、Symbianを搭載した携帯電話よりも多く売れるようになるのか? それは誰にも分からない。300%が笑われるほどの超ハイペースでどんどん売れていくかもしれないし、昨年の第一世代iPhoneの台数程度に落ちついてしまうのかもしれない。しかし、二つだけ確かなことがある。それは、Symbianの今後の成長率は携帯電話全体の世界市場の成長率にまで達しないだろうということと、iPhone 3Gの成長率は市場のそのほかのすべてのスマートフォンを上回るだろうということだ。Appleの推定では来年のiPhone 3Gの売り上げが4000万台だが、これすら過少見積もりかもしれない。
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(翻訳:hiwa)




