マッシュアップで現実世界に基づくバーチャルワールドを提供するJourneys
by Jason Kincaid on 2008年9月4日

現在公開されているバーチャルワールドの多くは空想上の世界を描くもので、初めてやってきた人にはなんのことだかわからないランドマークばかりだ。たいていの人はそれでも楽しめるが、バーチャルワールドに慣れていない人はとまどいを感じてしまう。本日(米国時間9/3)サービスを開始したJourneysは、FlickrおよびYahoo MapsのAPIを活用して「実際の地球を元にしたバーチャルワールド」を構築し、これまでのバーチャルワールドに馴染めない人たちに面白さを感じてもらおうとするものだ。

現在のところ、Journeysにはとりたてて取り上げるような特徴はない(とは言っても実際のところほとんどのバーチャルワールドについても同じことが言える)。バーチャルワールドに入り込んだ人は、ルーブル、ニューヨークのセントラルパーク、およびゴールデンゲートブリッジ等、さまざまな目的地を飛び回ることができる。目的地に着地すればお好みのランドマークを前に友人とチャットを楽しむことができる。また、ちょっとかわった仕掛けだが、利用者の分身であるアバターは、利用者がログオフした後にも世界を旅して回っていろんな人々と出会う。そしてログオフ中に行った旅行のダイジェストを電子メールで送ってくる(テストしたときは他にログインしている人がいなかったこともあり、この機能を実際に試すことはできなかった。ただ、個人的にはうまく動作するようには思えない)。

バーチャルワールドのソーシャル的側面はさておき、Journeysはサービスを簡単な旅行ガイドとして活用してもらおうという狙いも持っている。世界中に散らばるさまざまな場所に飛んでいくと、それぞれの場所に関する概要が表示される。残念なことに情報量は非常に少なく、本気で旅行を考えている人なら他の旅行ガイドサイトを見に行ってしまうだろう。設立者のGuy Bendovによればサイトはまだまだ準備段階で、旅行情報の共有、団体旅行、ゲームの機能などを実装していく予定とのこと。

Journeysのようなサイトはソーシャルサイトをあまり利用したことのないお母さん世代に訴えるものとなるかもしれない。ログインして「ルーブルにいるから5分で来なさい」なんてことを言われるようになるかもしれない。しかしともかく機能が少なすぎ、既存のSecond Lifeなどのバーチャルワールドと競合していくのは難しいかもしれない。Googleでさえ既存のサービス提供者と競い合うまでになっていない。最近サービスを開始したバーチャルワールドのLively大失敗という状況になっている。

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(翻訳:Maeda, H)

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