Jessica Guynnが今日(米国時間9/7)GoogleのMarissa Mayerと実にいいインタビューを行った(今日はGoogleの10回目の誕生日に違いないらしい)。興味ある話として、MarissaがGoogleの検索と広告の業績について語り、将来クラウドコンピューティングが広く普及することを期待している。Marissaは、10年後もこの会社にいたいとも話している。
しかし、私の目を引いたのはこれ。Marissaが、検索は「90~95%解決済み」と言っているのだ。
検索は未だに答えの出ていない問題だ。私たちはその答えの90~95%は持っているが、残りの10%の道のりは長い。ビデオや地図、本などの新しい形態のコンテンツをどう収益化するか。コンテンツプロバイダーがオンラインにビジネスを転換し、順調なビジネスを構築するのにどう協力していくか。
困ったものだ。私には、検索が答えに近づいているとすら思えない。5月25日の記事で私は、われわれがいかに検索の早い時代にいるかについて、また、イノベーションが起き続けるために、なぜ検索市場での競争が非常に重要であるかについて書いた。
検索分野の技術革新は今始まったばかり
インターネットの商用化が始まってわずか10年少々しか経っていないのに、Tim O’Reillyともあろうものが、インターネットの検索戦争は終わったなどとどうして言えるのか理解できない。親友のJohn BattelleのGoogleの誕生を描いたノンフィクション、ザ・サーチを読んでいないのだろうか? しかし、「検索戦争は終わった」と主張する専門家はTimだけではない。先週のGillmor GangでもDanny Sullivanが同じようなことを論じた。しかし私には現状が検索技術の発達の行き止まりであるなどとは信じられない。。
検索分野で解決を迫られている分野は山積している。セマンティック検索、自然言語/AI検索、ディープ・ウェブ、メディア検索などなど。今日、検索は基本的にウェブ文書を返してくる。しかし私が欲しいのは私の代わりに検索を最後までやってくれるようなサービスだ。そういったサービスの実現には未だはるかに遠い。
われわれはやっと検索というビジネスを始めたばかりだ。今日、検索がすでに頂点を極めたなどと考えるのは、第一次世界大戦の前に飛行機が発達の頂点を迎えたと考えるようなものだ。当時からたった1社だけが航空機の製造を任されていたとすると、われわれは今でもジェット機で世界中どこへでも、こんなに気軽に旅行ができるようにはなっていないだろう。
イノベーションは競争がなければ急速には起きない。もしGoogleなりが独占的に検索分野をコントロールしてしまったら、検索テクノロジーや検索ビジネスモデルに中期的に何らかの革新が起きる可能性は非常に低い。
たしかに、あれこれ何社かのスタートアップが生まれて、新しい試みに挑戦しようとしている。しかし検索ビジネスは巨大なインフラを必要とする。ウェブ全体をインデックスづけし、すでにGoogleが存在している市場でビジネスを確立するためのコストとノウハウはとうてい普通のスタートアップの手に負えるような種類の問題ではない。マーケットが成熟していけば新たな参入はさらに困難にになっていく。独占を打破するために政府の介入が必要なのも、ここに理由がある。市場の力ではひとたび確立した独占を排除することは一般的には困難なのだ。
もし検索の90%が解決されているのなら、Googleは、私がエッフェル塔の横に立っている写真を見て、文字によるメタデータがなくても、そこに何があるかわかるはずだ。バラク・オバマを検索すれば、彼の登場するビデオが全部、これもタグや文字にもるメタデータなしに見つかるはずだ。自然言語。ウェブの深層検索。どの問題も未解決だ。
しかし、何はともあれ、Googleの誕生日おめでとう。10年間にいろいろなことを成し遂げてきた。とにかくまだ検索を見捨てないで欲しい。
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(翻訳:Nob Takahashi)

インターネットの商用化が始まってわずか10年少々しか経っていないのに、Tim O’Reillyともあろうものが、インターネットの検索戦争は終わったなどとどうして言えるのか理解できない。親友のJohn BattelleのGoogleの誕生を描いたノンフィクション、


