TC50:iChartsはグラフのYouTubeを目指す
by Don Reisinger on 2008年9月10日

今日、オフラインには9000億枚のグラフがあるといわれるが、オンラインにあるのは4000万枚にすぎない。だからiChartsは、今はグラフをオンラインに置くのが難しすぎるのだと確信した。そして、対話型グラフの作成、共有、埋め込みを簡単にできる方法を開発した。

自らを「対話型グラフのためのYouTube」と称するiChartは、ExcelやGoogleスプレッドシートなどのサービスで作ったデータを取ってきて、iChartsに直接アップロードする手段を提供する。データが揃ったら、あとはグラフにドラッグ&ドロップするだけで自由に修正可能な対話型グラフを作ることができる。

このスタートアップは、今日(米国時間9/9)、TechCrunch50の財務と統計セッションで発表を行った。プレゼンテーションのビデオはここで見ることができる。

それぞれのiChartの下には、ビューやデータ系列を変更するためのコントロールがある。データ範囲を拡大して重要なデータをハイライトできるほか、録音したオーディオファイルをアップロードしてグラフに付けることもできる。

TechCrunch50で発表された他の多くのサービスと同じく、iChartにもウィジェットが提供されていて、グラフをネット上の好きな場所に置くことができ、さらにはPowerPointのプレゼンテーションやPDFファイル、その他Flashコンテンツを扱えるものであれば何にでも埋め込むことができる。

何より重要なのが、iChartsをパブリッシュしてサイトを訪れた人と共有できるうえに、ウェブサーファーが画像検索で見つけられるよう、自動的に最適化されることだ。

iChartsは今日公開され、自由に再利用可能なグラフが多数すでに集まっている。
【日本語版編集部より:ジャンプ先ではエキスパートパネルからのコメントを原文のままお送りいたします】

エキスパートパネリスト

Roleof Botha:

私の日常はExcel漬けだから、これはとてもおもしろいアイデアだと思う。ビジネスモデルには不安があるが、効果的にコミュニケーションできることの価値は大きいね。とても気に入りました。

Don Dodge:

とても気に入った。シンプルで使いやすいものを作った人が勝者になる時代だ。だから彼を優勝にしてもいい。検索エンジンに対するメタデータを提供できると、もっといい。大きな前進になる。とにかく私は、何から何まで気に入った。ビジネスモデルが問題だが、とにかくいいよ。

Kevin Rose:

グラフの設計をしたり、デザイナーをうまく使うのは面倒な仕事だね。Google Charts APIについてはどう思う?

答え:ビジネスモデルについてですが、正直、まだ頭の中で固まっていません。収益源はいろいろあると思いますが、軸はやはり広告でしょう。

Mark Cuban:

誰もが使えるいちばん簡単なビジネスモデルを教えてあげよう。YouTubeを目指すのではなくて、このすばらしい製品を企業にライセンスするんだよ。企業がこんなソフトを自作するのはたいへんだから、きみが代わりにやってあげるのさ。グラフを作るのに毎度々々たくさんのお金と時間を費やすのか、それとも、きみのサービスにお金を払うか、どっちが得か考えてもらおう。ヒーローを追うより、お金を追いなさい。

Kevin Rose:

唯一の心配は、きみがあのなかなか良いGoogleのAPIと競合していることだ。

答え:競合しているとは思いません。うちは、ほかのサービスを使ったあとでも使えるサービスです。だからGoogleなどもパートナーであって、敵ではありません。

Mark Cuban:

GoogleのAPIは顧客のニーズに合わせてカスタマイズできないから、気にする必要ないよ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi, hiwa)

  • roger

    Nice, but I prefer youcalc.com which does the same but allows for mashing real-time data from APIs and running analytics on the data before charting it.