
昨日(米国時間9/11)のTechCrunch50で最後にプレゼンテーションを行ったのは、DemoPitで注目を集めようと競っていた100を超える企業から一般参加者の投票で選ばれた企業。参加者はそれぞれ3枚のポーカーチップを与えられていて、DemoPit出展企業に投票を行う。3日の会期の最後に集計し、最多のチップを集めた企業が52番目の最後のプレゼンテーションを行う。今回、ファイナリストたる資格を得たのはIamnewsだ。クラウドソーシングによるニュースサービスで、いつの日かAPやロイターのようにビッグになる夢を描いている。
Iamnewsはブログやサイトで扱うニュースの情報源としてのサービスを提供する。すなわちクラウドソーシングによるニュースを扱うためのツールとなる。ブログやウェブを書いている人はここで市民ジャーナリストからの動画、写真、リンク、Twitter、メモ、ないし全文記事形式でニュース投稿の募集をかけ、投稿されたニュースからウェブ執筆者が自分のサイトで記事として扱うものを選ぶ。
本サービス設立者で、Blog.tv設立者でもあるイスラエルのNir Ofirは以下のように述べている。
ほとんどの中小サイト運営者にとって、著作権のあるニュースや写真などを扱う方法がないことが問題だと考えました。Iamnewsでは運営者たちに情報源を提供し、ニュース投稿者を募って、そこでニュースを巡るコラボレーションを成立させようと考えています。独自の記者にニュースを書かせても良いし、サイトに参加している記者が気に入ったニュースを取り上げることもできます。
つまり来期のTC50のようなイベントではブログも、カンファレンスに参加する他のブロガーや参加者からのレポートや写真、動画を情報源として扱うことができる。クラウドソーシングによるジャーナリズムが新たな一歩を踏み出した。サイトは現在プライベートアルファの段階だが、近々招待を出す予定。
審査Q&A
Loic Le Meur: 対象は?
Nir Ofir: ニュースを作るリソースがないブロガーと小さなパブリッシャですね。彼らには取材チームがない。だから取材チームを作ってあげたい。
Don Dodge: 誰が報酬をもらうんだい? 受け取り方法は?
Ofir: 僕らが作ろうとしているのはマーケットの階層(レイヤー)です。すべての動画素材(フッテージ)、この手法で仕上げたニュースを集めて、他のメディアブランドに売り、他の協力者の方たちにも収入が得られるようにするんですね。今日のメディアブランドはAPとロイターからニュースを買っています。そこを僕らからニュースを買ってもらうように仕向けたい。
Jeff Weiner: ジョブのデスクのコンポーネント、あれ見てなかなか面白いと思ったよ。 今開発中のコンポーネントで、他のコンテンツ交換サービスを出し抜く速さでクリティカル・マス(世の大勢を動かす人数)を動員できるようなものって、何かある?
Ofir: 僕ら自身はデスティネーションサイトになりたいわけではないんですけど、デスティネーションサイトと提携することでより大きなネットワークになれると思ってます。ブランド、エディターを握っているのは彼らですから。
Weiner: 各寄稿者に知名度のバリューを付与する予定は?
Ofir: まさにそこで、今ちょうどeBayのフィードバックの仕組みのような種類のものを作ろうと計画しているところですよ。信用できる相手なのか、ニュースを買って大丈夫な相手なのか、みなさん自身がパブリッシャの目で判断できるような仕組みですね。
Sean Parker: 読者が間違いを指摘できる場はあるのかな?
Ofir: パブリッシャには記事作成から発行まで網羅するツールを提供しています。ですから、そちらのソリューションは提供してませんね。

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(翻訳:Maeda, H、 satoim)
